活用事例

愛媛県JA えひめアイパックス株式会社さま

  • 〒795-0046 愛媛県大洲市春賀甲410番地
  • TEL:0893-26-1211

産業用エコキュートの導入

~高効率エコキュート導入によるCO2削減事業~

お客さまの紹介

JAえひめアイパックス株式会社さまは、「JA全農えひめ」のグループ会社で、愛媛県内唯一の食肉センターとして、県内で生産された牛・豚を衛生的に処理・加工し、豚に換算して年間約20万頭を安全で安心な食肉として食卓にお届けしております。
また、今治市に直営の養豚農場を所有しており、年間2万頭余りの肉豚を出荷する生産部門を有するほか、伊予市においては農畜産物の直売所「いよっこら(平成29年3月リニューアルオープン)」を経営。地元産の新鮮な農産物をはじめ、自社生産の豚肉(せと風ポーク)やJAグループのブランド商品(ふれ愛・媛ポーク、伊予牛絹の味、ひめライス、フレッシュ卵卵、ポンジュースなど)を販売するなど、生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋としての役割を発揮しています。

導入の経緯

処理・加工工程においては、徹底した衛生管理のため、機器や床洗浄などに、毎日200m3程度の温水が使用されています。この温水は、従来、ボイラで製造していましたが、CO2排出量削減と燃料費削減の観点から、様々な検討を行った結果、最も効果のあるエコキュートを活用したシステムが採用されました。
また、投資回収年の短縮を図るため、環境省の「先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業(略称ASSET)」を活用されております。

導入メリット

エネルギー・ランニングコストの低減
洗浄用温水をエコキュートで製造することで、重油使用量を大幅に削減し、現状より一次エネルギー使用量で12%削減することができます。またボイラと比較してランニングコストを60%削減することができます。
環境負荷の低減上
エコキュートは自然界に存在する冷媒(CO2)を使っており、地球環境に配慮した設備となっています。また大気中の熱を利用して効率よくお湯を沸かすシステムのため、重油を使用するボイラに比べてCO2排出量を7%削減することができます。

CO2排出量 算出条件 ◎電力…0.706kg-CO2/kWh(※1) ◎A重油…2.71kg-CO2/L(※2)
一次エネルギー使用量 算出条件 ◎電力…9.97MJ/kWh(昼間) 9.28MJ/kWh(夜間)(※3) ◎A重油…39.1MJ/L(※3)
※1:四国電力(株) 平成25年度CO2排出係数(調整後)
※2:地球温暖化対策の推進に関する法律
※3:エネルギーの使用の合理化に関する法律

システム概要

お客さまの声

本工場は、第二種エネルギー管理指定工場であり、エネルギー削減やCO2排出量削減の対策に苦慮しておりましたが、今回の大型エコキュートの導入で大幅な省エネ・省CO2を図ることができました。
また設置工事では、補助金申請の関係で工事スケジュールがタイトであり、工事内容もエコキュート10台に大容量タンク設置と大規模なものとなりましたが、施工会社に全面的に協力頂き、工場の操業も止めることなく、無事に予定工期内で完遂することができました。
今後も、安心・安全な商品の提供はもとより、全農グループの一員として自然環境の保全に積極的に取り組んでいきます。

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