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「浄化するように咲きほこる」

冨本七絵 Nanae Tomimoto
2019年制作 縦162.0×横130.3㎝ 日本画 パネルに麻紙・岩絵の具・色鉛筆

私は常に“循環”を創作活動のテーマにしています。この作品は、季節と生命の“循環”のエネルギーを“かたち”として捉えたものです。植物たちは水を吸いあげ、生命をはきだし、やがて土に還ります。そのスピードはあまりにも速く、気づかないままに目の前の風景は刻一刻と姿を変えますが、私は日々季節に翻弄されながら、そのかたちを捉えようと視覚よりもっと深いところで見ようとしています。感覚で捉えたものが知性によって認識されるまでの“動き”を表現したいのです。

徳島市出身。徳島県立城北高校卒業。武蔵野美術大学大学院造形研究科日本画コース修了。2006年度よんでん文化振興財団奨学援助生。
徳島市在住。東京、徳島を中心に作品を発表。地元の美術教室で後進の指導にあたる。

詳細情報

個展予定 2020年5月5日(火・祝)〜5月17日(日)
住所 ギャラリーspace2★3(東京・日本橋)
受賞・公募展 全国絵画公募展 ビエンナーレうしく2012入選
2020年明日をひらく絵画 第38回 上野の森美術館大賞展入選 ほか

 「ふるさと美術の森」 では、よんでん文化振興財団の顕彰者や奨学援助を受けた芸術家の作品を紹介しています。

よんでん文化振興財団は、四国地域における芸術文化の向上に協力し、真に豊かでゆとりのある地域社会の実現を願って、平成3年に四国電力が設立した財団です。奨学援助、顕彰、コンサート、美術展の開催などの事業活動を行っています。