仕事や家事、子育てなどで忙しい毎日、珈琲や紅茶を味わうひとときは、ホッと心を和ませてくれる。珈琲や紅茶の成分のなかで、一般的によく知られているのはカフェイン。これらの飲み物が眠気覚ましに用いられるのは、覚醒・興奮作用のため。
また、近年はそれぞれが持つさまざまな効能にも注目が集まっている。珈琲には、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれており、老化の原因となる活性酸素を抑制する効果があるといわれている。一方、紅茶に含まれるテアフラビンは、ウイルスの増殖を抑える効果が確認されている。
そこで今回は、珈琲に関する本の著者でもある徳島県のロースター・庄野雄治(しょうのゆうじ)さんと、愛媛県で初めてティーインストラクターの資格を取得した森千秋(もりちあき)さんに、それぞれの上手な淹れ方を教えていただいた。