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ひとことジャーナル
簡単ひと工夫で掃除の手間削減!快適空間を保つ「予防清掃」 簡単ひと工夫で掃除の手間削減!快適空間を保つ「予防清掃」

こまめに掃除しているつもりでも、気付くとホコリがたまっていたり、カビが生えていたり…。掃除の繰り返しにストレスを感じたことはありませんか? そこで、日常の家事に取り入れたいのが『予防清掃』。ちょっとした工夫をして汚れを予防するだけで、掃除の手間をぐんと省けるのです。汚れを見るストレスを減らし、快適な生活を送るための近道を伝授します。


キッチン周りの工夫 キッチン周りの工夫

キッチン周りで、掃除に手間がかかる代表格がシンクの排水口。排水口は目に付きにくく手入れを怠りやすいので、気付くとドロドロしたぬめりが発生しがちです。

ぬめりを落とす手間を減らすには、身近な金属の力を借りて、ぬめりを予防するのがおすすめ。方法は、小さく丸めたアルミホイルを5個、もしくは古ストッキングに入れた10円玉を排水口に入れるだけ。アルミや銅が水と反応すると細菌が嫌う金属イオンが発生するので、細菌が原因であるぬめりを予防できるのです。

排水口が汚れている場合は、使い古しの歯ブラシなどで汚れを落としてから、ぬめり予防対策をしましょう。

浴室周りの工夫 浴室周りの工夫

扉の内側のゴムパッキンとタイルの目地は、カビが生えやすく、掃除に手間取る厄介な場所。ここに発生したカビが内部に侵入すると取り除くのが難しくなるので、あらかじめカビを防ぐ対策をしておきましょう。

使うのはろうそく。ろうをパッキンや目地に直接こすりつけてコーティングすると、カビが好む水分と汚れを弾いてくれる効果があります。

すでにカビが生えている場合は、片栗粉大さじ1に液体の塩素系漂白剤大さじ1弱をペースト状に混ぜてカビ取り剤を作り、発生場所に塗りましょう。10分ほどおいてから、使い古しのハギレなどで拭き取り、水で十分に洗い流すとキレイにカビを取り除けます。

洗濯機周りの工夫 洗濯機周りの工夫

蛇腹でホコリがたまりやすい排水ホースは、使い古しの歯ブラシなどで汚れを落とした後、全体をラップでぐるぐる巻きにします。 汚れたらラップを取り換えるだけなので、面倒な掃除の手間が省けます。

また、洗剤を置いている場所には撥水効果のあるテーブルクロスを敷いておくと、汚れても拭き取りやすく、ひどい汚れの時でも手軽に交換ができます。

可能であれば、洗濯機を置く位置も少しだけ変えてみましょう。四方に掃除道具が入るくらいの隙間を空けておくと、日々の掃除がしやすくなります。

リビング周りの工夫 リビング周りの工夫

掃除を忘れがちで、汚れるとキレイにするのに手間がかかるのが窓サッシのレール部分です。レールはホコリがたまりやすく、狭くて掃除しにくいので、あらかじめキレイに保つための対策をしておきましょう。

簡単にできるおすすめの対策は、レールの内側にマスキングテープを貼っておくこと。ホコリがたまったら、テープを貼り替えるだけで、すぐにキレイな状態に戻せます。ピッタリ貼ると窓の開閉もスムーズに行えるでしょう。インテリアに合わせた色や模様のテープを貼ると、お部屋のアクセントにもなります。

今回ご紹介した4カ所以外にも、家の中の汚れやすい部分に予防清掃を応用することで、掃除がぐんと楽になり、気持ちもすっきりと過ごすことができますよ。

大津 たまみ

大津 たまみ    ―  tamami otsu   ―

professional
profile

一般社団法人 日本清掃収納協会会長。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアを持ち、実践しやすい片付けや掃除方法を講演・講座・テレビ・雑誌などを通して伝授。国外でも多くの講演・講座を開催。『「汚れ予防」のコツと裏ワザ』(青春新書)をはじめ著書多数。長年の現場経験と依頼者からの声を活かし「あったかい生前整理」を提唱し、一般社団法人 生前整理普及協会を設立。物・心・情報の整理のやり方を伝えている。

大津 たまみ

大津 たまみ tamami otsu

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一般社団法人 日本清掃収納協会会長。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアを持ち、実践しやすい片付けや掃除方法を講演・講座・テレビ・雑誌などを通して伝授。国外でも多くの講演・講座を開催。『「汚れ予防」のコツと裏ワザ』(青春新書)をはじめ著書多数。長年の現場経験と依頼者からの声を活かし「あったかい生前整理」を提唱し、一般社団法人 生前整理普及協会を設立。物・心・情報の整理のやり方を伝えている。