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ひとことジャーナル
外出先での災害に備える 「防災ポーチ」で安心を持ち歩こう 外出先での災害に備える 「防災ポーチ」で安心を持ち歩こう

いつ起こるか分からない災害に備え、自宅に防災バッグを用意している方も多いはず。しかし、外出先で被災してしまったら…? そんな不安を和らげてくれるのが、もしものときに役立つものを、できるだけ軽くコンパクトに詰めた「防災ポーチ」です。今回は、外出時のお守りとなる防災ポーチ作りのポイントをご紹介します。


普段のバッグの中に最小限の「安心」を 普段のバッグの中に最小限の「安心」を

防災だからといって、身構えすぎたり、最初から完璧な状態を目指したりする必要はありません。大切なのは、毎日の暮らしに寄り添い、備えを長く続けられること。

中身を入れるポーチは、心地よく持てるかどうかを考え、まずは気に入ったデザインのものを選んでみましょう。軽さを重視する方には、A5サイズのメッシュポーチがおすすめです。また、雨の多い地域、水害リスクが高い地域にお住まいの方は、防水機能のあるポーチを選ぶのも手です。

一目で分かる! アイテム確認リスト 一目で分かる! アイテム確認リスト

まずは最低限の基本セットを作り、季節や行き先など必要に応じてアイテムを調整してみましょう。持ち歩きの負担にならない重さ(約300g)を目指します。

アイテム確認リスト

 1.防臭袋(2枚)
   ポリエチレン製で厚手。
   30cm×40cm程度
2.大切な人の連絡先メモ(1枚)
3.携帯トイレ(1枚)
   2〜3回使えて、凝固剤不要のもの。
   袋のサイズが大きいと◎
4.静音アルミブランケット(1枚)
   130cm×210cm以上がおすすめ
5.携帯ウェットティッシュ(1個)
   アルコールタイプで10枚程度入り
6.小銭
   10円玉を多めに
7.救助笛(1個)
   人が聞こえやすい3,000〜5,000Hzの   音が鳴るもの。キャップ付きなら衛生的
8.LEDミニライト(1個)
   単4電池1本で点灯するもの。
   キーホルダータイプ
9.こんぺいとうや飴など(1袋)
10.ヘアゴム(1個)
   結び目がほどけるもの  1.防臭袋(2枚)
   ポリエチレン製で厚手。
   30cm×40cm程度
2.大切な人の連絡先メモ(1枚)
3.携帯トイレ(1枚)
   2〜3回使えて、凝固剤不要のもの。
   袋のサイズが大きいと◎
4.静音アルミブランケット(1枚)
   130cm×210cm以上がおすすめ
5.携帯ウェットティッシュ(1個)
   アルコールタイプで10枚程度入り
6.小銭
   10円玉を多めに
7.救助笛(1個)
   人が聞こえやすい3,000〜5,000Hzの   音が鳴るもの。キャップ付きなら衛生的
8.LEDミニライト(1個)
   単4電池1本で点灯するもの。
   キーホルダータイプ
9.こんぺいとうや飴など(1袋)
10.ヘアゴム(1個)
   結び目がほどけるもの
写真のポーチは20cm×15cm大

防災ポーチとは別に、モバイルバッテリーや保湿アイテム、手鏡など普段から持ち歩くものも災害時に役立ちます。また、外出時の水分補給には、飲み切りサイズ(300ml程度)のペットボトル飲料を常用しておくと安心です。

こんなときに役立つ! 防災ポーチの中身 こんなときに役立つ! 防災ポーチの中身

それぞれのアイテムの活用方法やポイントをご紹介します。

大切な人の連絡先メモ

家族など大切な人と事前に話し合い、避難先も記入しておきます。その人の特徴が分かる写真も一緒に入れておくと、はぐれた際の捜索に役立ちます。

携帯トイレ

袋のサイズが大きいものを選ぶと、そのまま洋式トイレやバケツ、段ボールなどに広げて使用することができます。ゴミ袋としても使えます。

静音アルミブランケット

広げるときのカサカサ音が少ない静音タイプで、体を覆えるサイズのものを選びましょう。保温だけでなく、雨よけや風よけ、レジャーシートのように敷物としても使えます。

小銭

普段はキャッシュレス派という方は特に、小銭を入れておきましょう。停電時はレジが使えずお釣りが出ない場合も。また、災害時にアナログ公衆電話(緊急通報ボタンがあるもの)を使用するには、10円玉か100円玉が必要です(使用後に返却されます)。

こんぺいとうや飴など

空腹しのぎのために入れておきます。普段食べ慣れているものだとなお良いでしょう。こんぺいとうは暑い時期でも溶けにくいです。また、賞味期限が長く糖分もしっかり摂れる小さめのようかんもおすすめです。

ヘアゴム

活動しやすいよう髪を束ねるのはもちろん、袋の口を結ぶ、傷口を縛る、ものをまとめるなど、いろいろな場面で活用できます。結び目がほどけるタイプであれば、ひもの代わりにも使えます。

必要な方は使い捨てのコンタクトレンズや常備薬を、寒い季節になればカイロなどを基本セットに加えましょう。女性は生理用品、お子さんがいる方はアルコールを含まないお尻拭きや、暇つぶしになる折り紙、ペンも役立ちます。

時には中身を見直しながら、自分らしい備えを考えてみましょう。暮らしに落とし込んで考える時間が、防災の第一歩になりますよ。

Misa

Misa    ―  misa   ―

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profile

整理収納アドバイザー・地震ITSUMO講座認定講師。大阪府北部地震をきっかけに、暮らしになじむ災害への備えを発信。インテリアから防災まで、心地よく快適な暮らしの工夫をSNSなどで紹介している。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』(山と溪谷社)。音声配信メディア「Voicy」では『misaの暮らし片づけおやつのじかん』を配信中。https://www.kurashiiro.com

Misa

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整理収納アドバイザー・地震ITSUMO講座認定講師。大阪府北部地震をきっかけに、暮らしになじむ災害への備えを発信。インテリアから防災まで、心地よく快適な暮らしの工夫をSNSなどで紹介している。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』(山と溪谷社)。音声配信メディア「Voicy」では『misaの暮らし片づけおやつのじかん』を配信中。https://www.kurashiiro.com