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ひとことジャーナル
1週間で集中トライ!家中スッキリ片付く「捨てジュール」 1週間で集中トライ!家中スッキリ片付く「捨てジュール」

すがすがしく新年を迎えるため、大掃除をする季節。併せて片付けも済ませたいところです。しかし、「どこから始めるか考える段階でおっくうに…」「捨てるか否かの判断が難しい!」という方も多いはず。そこで、真似してほしいのが「捨てジュール」です。1週間で捨て上手になり、家中をスッキリ片付ける方法をご紹介します。


まずは“捨てルール”を意識しよう まずは“捨てルール”を意識しよう

「捨てジュール」とは、モノを捨てるためのスケジュールのこと。整理収納のプロの目線で考案された、効率的で進めやすい手順に沿って1週間取り組んでいきます。まずは、大切な4つの“捨てルール”を確認しておきましょう。

① 理想の状態をイメージする

自分にとって理想的な暮らしとはどのような状態なのかを考えて、「片付けのゴール」を明確にしましょう。モノを手放す時の判断基準になります。

② 大きな収納空間から片付ける

まずは大きな収納空間から片付けて収納場所を確保し、モノの定位置を作ることで、「片付けをしたつもりが、モノを寄せるだけになってしまった」という失敗を防ぎます。納戸や押入れ、クローゼットの中に多くある、使わずに忘れていたモノから“手放す”ことに慣れましょう。

③ とにかく全部出す

無秩序に詰め込まれた状態をリセットするため、捨て作業は“全出し”必須。モノの量が明確に分かり、反省にもつながります。

④ 3割の余白を残す

暮らしは常に変化し続けるもの。今後も整った状態を維持できるよう、収納には3割のゆとりを残しておきましょう。

大きな収納空間からスタート! 大きな収納空間からスタート!

大きな収納空間は片付けのハードルが高いと思いがちですが、散らかりやすいモノの収納場所を最初に確保することで、片付け時間をグッと短縮できます。

エリア : 納戸、押入れ  目安時間 : 約90分

長期間使用していなくても平気だったモノは「なんとかなる」と割り切ることが大切です。

ダイエット器具、趣味の道具、家電製品など使用頻度が極端に低いもの

来客用布団は通年使えるものだけを用意。暑さ寒さはエアコンで調整しましょう。いつでも清潔なレンタル布団の使用もおすすめです。 来客用布団は通年使えるものだけを用意。暑さ寒さはエアコンで調整しましょう。いつでも清潔なレンタル布団の使用もおすすめです。
エリア : クローゼット  目安時間 : 約60分

理想の自分にふさわしい服や小物だけを残しましょう。

着てみて「何か違う」と感じた服、ワンシーズン一度も手が伸びなかった服、知人に見られて抵抗感のある服

目的がハッキリとしたスペースを片付ける 目的がハッキリとしたスペースを片付ける

寝室やキッチンなど、部屋の用途が決まっている場所にはそこで使用するモノだけを集めましょう。寝室に服を脱ぎ散らかしたり、何でもキッチンに放置してしまったりしている場合は前出の収納空間にモノを戻します。

エリア : 寝室  目安時間 : 約30分

人生の約3分の1は睡眠時間です。だからこそ質の良い寝具を厳選し、眠りの時間を大切に。

埃をかぶったリラックスグッズ、古い枕や昨シーズン出番がなかった季節寝具、使っていない布団圧縮袋

エリア : キッチン  目安時間 : 約60分

調理器具などがあふれていませんか? 十分なスペースがある方が調理ははかどります。

出し入れや後片付けが面倒で使っていない調理器具、お客さまに出せないようなコップや食器、消費できそうにない食材のストック

キッチンは「作る道具」「食べる道具」「食材」のジャンルごとに進めるとスムーズ! 食べ切れない量の食材ストックはフードバンクに寄付するのも一つの手です。 キッチンは「作る道具」「食べる道具」「食材」のジャンルごとに進めるとスムーズ! 食べ切れない量の食材ストックはフードバンクに寄付するのも一つの手です。
エリア : 玄関、洗面所、お風呂  目安時間 : 約20分ずつ

玄関や洗面所、お風呂などの狭いスペースは短時間で終わらせていくようにしましょう。

足が痛くなる靴やしばらく使っていない化粧品、美容グッズ、シューケアグッズなど

最後は共有スペースや思い出の品などにチャレンジ! 最後は共有スペースや思い出の品などにチャレンジ!

手放すことに慣れてきたら、最後は家族との共有スペースや思い出の品に取りかかりましょう。もちろん、家族のモノでも捨てるときにはきちんと許可を取ってから。

エリア : リビング  目安時間 : 約60分

不要なモノは処分し、置き場所が決まっておらず散らかっていたモノは前半で片付けた収納空間へ。家族みんながくつろげるよう、広々としたリビングにしていきましょう。

使う予定のないクーポンやチラシ、多過ぎる文房具、ずっと読んでいない本や雑誌類、埃をかぶったままの飾り物

共有スペースの片付けで大切なのは“モノの責任者”をハッキリとさせること。リビングに置くのは基本的に共有物だけとし、私物は極力個人の部屋やエリアに持ち帰りを。 共有スペースの片付けで大切なのは“モノの責任者”をハッキリとさせること。リビングに置くのは基本的に共有物だけとし、私物は極力個人の部屋やエリアに持ち帰りを。
最後に思い出の品の選別を!

ここまでの作業で、モノを手放す判断軸は育っているはず。最後の仕上げを行いましょう。

飾ってはいるもののあまり大切にされていないモノ、複数ある似たような写真、結婚式で使ったグッズなど

人は、部屋の景色が変われば気分も大きく変わるもの。毎日の気分が変われば、生き方も変わってきます。1週間の「捨てジュール」を実行して、ぜひスッキリとした空間で自分の理想の暮らしを手に入れてくださいね。

Fujinao

Fujinao    ―  fujinao   ―

professional
profile

「部屋の景色が変われば人生が変わる!」がモットーの整理収納アドバイザー。個人宅の片付け実績は300件超。片付けが苦手な方に向けたInstagramの投稿が「心に刺さる」「やる気をもらえる」「モノとの付き合い方が変わる!」と話題に。著書に『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)がある。
https://ameblo.jp/fujinao0814

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「部屋の景色が変われば人生が変わる!」がモットーの整理収納アドバイザー。個人宅の片付け実績は300件超。片付けが苦手な方に向けたInstagramの投稿が「心に刺さる」「やる気をもらえる」「モノとの付き合い方が変わる!」と話題に。著書に『片づけの力 私たちは、もっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も。』(KADOKAWA)がある。
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