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徳島支店の歴史徳島支店の歴史

四国における電気事業のはじまり

明治28年1月9日、四国で最初の電気が徳島電灯によって灯され、四国の電気事業が幕を明けました。これは、わが国最初の点灯より17年、初の電気事業である東京電灯の開業より9年の遅れでした。
徳島電灯は、本社を徳島市寺島本町(現在の四国電力徳島支店所在地)に置き、その構内に火力発電所(20kWの発電機5台)を建設し、市の中心部、新町、内町方面へ送電を開始しました。当時のお客さまの数は、536戸(955灯)でした。

その後、多くの事業者の設立・合併を経て電気事業は発展し、第二次世界大戦終了後の昭和26年5月に現在の四国電力株式会社が発足。徳島支店を現所在地に設け、今日に至っています。

当時の発電所の基礎の一部の煉瓦を、この地の由来を語りかけるモニュメントとして、徳島支店電気ビルの玄関前に残しています。

当時の石炭火電の基礎の一部

当時の徳島県の人々の暮らし

当時、真っ先に電気を申し込んだのは新町の呉服屋でした。城下町では、女性が昼間を歩くのは「はしたない」と笑われ、「あそこの奥さんはどんな人か顔を見たことがない」と言われるのが奥ゆかしい女性とされていました。そのため、女性の買い物はすべて日が暮れてからだったので、女性相手の呉服屋がまず電灯をつけたというわけです。当時は石油のランプが主に使われており、行燈(あんどん)も残っていました。電灯がつくと、真昼のように明るいと評判になり、店の前は黒山のような人だかりであったと言われています。

当時の徳島電灯本社

電灯の種類は、日没から夜12時半までの半夜灯、日没から翌朝の日の出までの点灯する終夜灯があり、発電所で時間が来るとスイッチを切って消灯していました。電球は8燭光から、50燭光まであり、10燭光で現在の10ワットの白熱電球程度の明るさでした。
1ヶ月の点火料(電気料金)は、10燭光の半夜灯で75銭、終夜灯で1円12銭、電球の代金は、1個85銭(8燭光から16燭光まで)でした。当時は米1升が8銭(1石で8円)程度、それに比べると非常に高価なものでした。

しかし、当時の徳島は「藍」で栄え、人口6万余の四国一の大都市だっただけに一般に富裕な家が多く、「隣りがつけたんなら、うちも」という具合で、次々に電灯を取り付けました。

明治28年5月に、日清戦争の戦勝祝いで西新町、東新町、籠屋町に造花のアヤメの中に色電球を入れた電飾がついたときは、県内から見物人が押しかけたということです。

当時の徳島市の町並み

「きれえて、きれえて。そりゃもう。みんなびっくりしたわ。いまの銀座のネオンを見る以上やな。田舎からも大勢の人がどっと見に来よった。夜でないと見えんけん、泊まりがけじゃ。町がせって、せって、えらい混雑。今の阿波おどりの夜ぐらい大騒ぎでしたな」

〔昭和43年当時88歳の守住チヨさんの話−サンケイ新聞徳島版より〕

徳島(四国)の電気事業年表

徳島(四国)の電気事業の動き
和暦 西暦

明治
27

1894

10.-

徳島市で徳島電灯設立

28

1895

1.9

徳島電灯開業(四国最初の電気事業)

41

1908

2.-

徳島水力電気設立

43

1910

10.-

徳島水力電気開業

44

1911

12.-

徳島水力電気、徳島電灯を合併

大正
12

1923

10.-

徳島水力電気、三重合同電気と合併し三重合同電気徳島支店に改称

昭和
5

1930

1.31

三重合同電気徳島支店、合同電気徳島支店に改称(三重合同電気、合同電気に改称のため)

12

1937

3.31

合同電気徳島支店、東邦電力徳島支店に改称(東邦電気、合同電気を合併のため)

14

1939

4.1

日本発送電新居浜出張所開設(日本発送電(株)設立のため)

16

1941

10.10

徳島市に四国配電設立事務所開設

17

1942

4.1

四国配電設立、新居浜市に本店設置、松山、徳島、多度津、高知に支店設置

19

1944

5.5

四国配電、本店を松山市に移設

20

1945

8.15

第二次世界大戦終結

26

1951

5.1

四国電力(株)設立

31

1956

4.6

国府変電所新設(3,000kVA)

35

1960

5.22

広野発電所運転開始(3万5,000kW、現在3万5,700kW)

36

1961

8.30

鳴門淡路線新設(66kV)

38

1963

7.29

新徳島(現・阿南)発電所1号機運転開始(12万5,000kW)

43

1968

5.21

蔭平発電所運転開始(4万6,500kW)

44

1969

1.10

新徳島(現・阿南)発電所2号機運転開始(22万kW)

11.1

徳島変配制御所運転開始(県都変電所群の変配総合運用を全国で初めて導入)

47

1972

11.3

鳴門淡路線運転開始(187kV)

50

1975

4.-

新徳島発電所を阿南発電所に名称変更

5.20

阿南発電所3号機運転開始(45万kW、排煙脱硫装置設置)

51

1976

8.12

阿南幹線新設

12.17

阿南発電所4号機運転開始(45万kW)

52

1977

3.1

徳島系統制御所運転開始

56

1981

6.13

鳴門変電所新設(30万kVA)、国府鳴門線・香川鳴門線(各187kV)運転開始

59

1984

3.15

徳島電気ビル竣工

60

1985

4.-

徳島市紺屋町にて徳島県下初の配電線地中化実施

平成
3

1991

9.30

徳島電気ビル別館竣工

10.28

ヨンデンプラザ徳島オープン

5

1993

7.15

よんでんエネルギープラザ阿南オープン

7

1995

3.4

橘湾発電所本格着工

11

1999

5.13

50万V阿波幹線運転開始

5.14

50万V阿波変電所運転開始

6.10

50万V南阿波幹線運転開始

6.24

50万V橘湾火力線運転開始

(橘湾関連50万V輸送設備完成)

12

2000

6.15

橘湾発電所運転開始(70万kW)

12.23

「でんぱつ・よんでんWaンダーランド」オープン

17

2005

4.1

小規模事業所統廃合に伴い、小松島営業所他廃止

19

2007

3.1

小規模事業所統廃合に伴い、牟岐営業所が地域お客さまセンターへ縮小など

3.30

阿南営業所新社屋竣工