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熊本地方の地震による伊方発電所への影響について熊本地方の地震による伊方発電所への影響について

熊本地方の地震による伊方発電所への影響について

当社では、伊方発電所に影響を与える様々な地震を検討した結果、発電所の北方約8kmを通る“中央構造線断層帯”による地震が発電所に最も大きな影響を与えると考え、さらに想定外をなくすために、この“中央構造線断層帯”と“別府−万年山(はねやま)断層帯”を合わせた全長480kmが連動するケースも考慮して、発電所の基礎岩盤での最大の揺れ(基準地震動)を650ガル(※)と評価しました。

伊方発電所の耐震安全性の確認においては、この長大な断層の連動による激しい地震の揺れに見舞われた場合にも、重要な施設が余裕を持って耐えられることを確認しています。

なお、万一、九州側の断層と中央構造線断層帯が連動したとしても、遠い地点からの地震動は減衰しますので、伊方発電所での揺れの強さは評価した中央構造線断層帯による地震の場合とほとんど変わらず、発電所の耐震安全性には影響ありません。

※「ガル」とは、地震による地盤や建物等の揺れの大きさを表す加速度の単位で、値が大きいほど揺れが激しいことを示します。伊方発電所の基礎岩盤で650ガルの加速度を観測するような地震の場合、一般の地盤ではその2〜3倍の揺れとなることから震度6強〜震度7が観測されることが予想されます。

伊方発電所に影響を与える主な地震とその震源域

伊方発電所に影響を与える主な地震とその震源域

地震の揺れの伝わり方

平成28年4月16日1時25分に発生した熊本地方を震源とする地震(マグニチュード7.3)において、熊本県の益城では、1,157ガル(東西方向)の揺れが観測されましたが、同地点の地下(岩盤)における揺れは243ガル(東西方向)でした。これは、地震の揺れは、硬い岩盤では小さく、軟らかい表層地盤では大きくなるという性質によるものです。
なお、伊方発電所は、硬い岩盤の上に直接建てられており、また震源からの距離も離れているため、この地震で観測された揺れは10ガルにとどまりました。

平成28年4月16日1時25分の熊本地方の地震で観測された加速度

伊方発電所に影響を与える主な地震とその震源域

伊方発電所の基準地震動(最大加速度650ガル)は、伊方発電所が建てられている岩盤で想定した地震の揺れですが、建物の上層では揺れは増幅するため、5,000ガルを超える個所もあります。安全上重要な施設は、この激しい揺れにも耐えられることを確認しています。

基準地震動によって生じる最大加速度(伊方3号機)

伊方発電所に影響を与える主な地震とその震源域

地震の激しい揺れの中でも制御棒は確実に挿入できることを確認しています

伊方発電所の沖合約8kmを通る中央構造線断層帯による地震では、震源が近いため強い揺れが短時間で到達すると考えられますが、その強い揺れの中でも制御棒は確実に挿入することができます。

制御棒は、「クラスタ」と呼ばれる束ねられた形状で使用され、通常は燃料集合体の制御棒案内管に先端だけを挿入したほぼ引き抜き状態で運転されていますが、震度5程度以上の大きな揺れを検知すると、自重で案内管の中を落下し、原子炉は安全に停止する仕組みになっています。伊方発電所の基準地震動(最大650ガル)は、軟らかい地盤では震度7が観測されるような激しい揺れですが、この大きな揺れを受けて時々刻々変化する案内管の曲がり方などをコンピュータで解析し、その影響も加味したうえで基準時間(2.5秒)以内に制御棒が挿入されることを確認しています。

また、制御棒のように安全上重要な設備については、実機を模擬した設備を大型振動台に載せ、実際に揺らせて耐震性、挿入性を確認する試験も実施されています。「平成17年度 原子力施設等の耐震技術評価に関する試験および調査 機器耐力その2(PWR制御棒挿入性)に係る報告書」では、当時の伊方発電所の基準地震動(473ガル)ではもちろん、その3倍相当の加振条件下においても制御棒は健全であり、確実に挿入できることが確認されています。

燃料集合体と制御棒のイメージ図(PWR)

伊方発電所に影響を与える主な地震とその震源域