2024年03月28日
四国電力株式会社

2024年3月 社長定例記者会見の概要

 

 令和6年3月28日、長井社長が「DX推進に向けた取り組み状況」について説明いたしました。

【DX推進に向けた取り組み】
 (詳しくは「DX推進に向けた取り組み状況について」をご覧ください。)
 当社では、DXを単なるデジタル化ではなく、「デジタル技術とデータを活用したビジネス全般の変革である」との認識のもと、『BX by「D」』と定義し、「環境整備」と「実践的な取り組み」を柱に、全社をあげて積極的に推進しております。


 具体的には、まず、昨年度と今年度の2年間を「フェーズ1」と位置付け、私ども役員を含む会社全体で意識改革に向けた研修等に取り組んだほか、デジタル活用に向けたシステム基盤も構築するなど、今後のDX実践の基礎となる環境整備を進めてまいりました。

 また、いくつかの部門において、先行的に、具体的なDX施策の検討・実践にも着手し、「電力需給運用」や「火力発電所の異常検知」といった事例をはじめ、既存業務の高度化にも取り組んでいるところです。

 この4月からは、「フェーズ2」へと段階を進め、これまでの取り組みをさらに深堀りし、データ活用を推進していくほか、特に、当社におけるDX実践の中核となる人材の育成について、重点的に取り組んでまいりたいと考えております。


 その一環として、現在、各自の専門知識やスキルを社内で評価するための仕組みづくりや、それぞれのレベルに応じた育成プログラムの提供などを検討しており、従業員には、ぜひ、これらを活用してスキルの習得に励み、高いモチベーションで、自らが担当する業務の変革に繋げてもらいたいと考えております。


 私としては、そのような従業員一人ひとりの取り組みが結集することによって、業務の効率化・高度化にとどまらず、当社組織が活性化し、より働きやすく、やりがいのある職場へと変化してくれることを、期待しております。

 私どもがDXによって目指す姿を、当社グループ全体に浸透させ、一体となって取り組んでいくために策定したビジョン「LUCK」についてご説明いたします。
 LUCKという言葉には、「幸運」や「繁栄」という意味があり、ビジネスの変革を通じて、お客さまや株主、従業員をはじめとする全てのステークホルダーの皆さまの「しあわせのチカラ」になることが、当社グループの繁栄にもつながっていく、このビジョンにはそのような思いを込めております。

 生成AIの活用をはじめ、世界的にDXへの取り組みがすさまじい勢いで加速する中、いかにデジタル技術とデータを有効活用できるのかが、企業の競争力やお客さまの満足度に大きな影響を与えることは言うまでもありません。


 当社としましては、引き続き、グループ一丸となって、DXに向けた取り組みを推し進め、既存事業の競争力強化に加え、お客さまの多様なニーズに対応した革新的なサービスを提供していくことなどにより、持続的な企業価値の創出を図るとともに、四国地域のスマート社会の実現にも貢献してまいりたいと考えております。

【「よんでんDRサービス」春トクキャンペーン】
 最後に、先般、事務局よりお知らせいたしました、家庭向け自由料金プランにご加入中のお客さまを対象にした「よんでんDRサービス 春トク キャンペーン」について、少しお話をさせていただきます。

 脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの導入が進む中、近年では、太陽光発電の急速な普及に伴い、電力需要が比較的少ない季節の昼間の時間帯に、電力供給が需要を上回り、再生可能エネルギーの出力制御が必要となるケースが生じております。
 今回実施する「上げDR」と呼ばれる取り組みは、お客さまが普段電気をご使用になる時間帯を、太陽光発電の供給量が増加する昼間にシフトしていただくことで、電力需要を創出し、再生可能エネルギーの有効活用に繋げていく取り組みです。
 キャンペーン期間中に、対象となる9時から15時の時間帯にお使いいただいた電気のご使用量に応じて、よんでんポイントを進呈させていただきます。

 お客さまには、ぜひ本キャンペーンにご参加の上、家電製品のご使用を当社が指定する時間帯にシフトしていただいたり、電気自動車などの充電時間を変更したりしていただくなどして、電気を有効に、そしておトクにご使用いただければと存じます。
 何卒、よろしくお願い申し上げます。


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