平成15年3月19日
四国電力株式会社



伊方発電所第2号機補機冷却水系統からの漏えいについて



 伊方発電所第2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、第16回定期検査中のところ、昨日、11時頃、原子炉格納容器内の床面に溜まり水(約2リットル)があることを作業員が発見しました。

 調査の結果、この溜まり水は、補機冷却水系統のうち一次冷却材ポンプに冷却水(純水)を供給する配管の入口側に設置している弁を機能検査のために開操作した際、配管内部の一時的な圧力変動により、当該配管に設置している逃がし弁(3台)が動作し、冷却水が漏えいしたものと推定されます。

 このため、逃がし弁が動作した場合でも冷却水が飛散することがないよう、逃がし弁の出口側に飛散防止措置を講じました。

 本事象による環境への放射能の影響はありません。

 本事象は、国の法律・通達に基づく報告事象に該当するものではありません。

(参考)
補機冷却水系統
1次系のポンプ、空調機器等を冷却するために冷却水(純水)を供給する系統。
逃がし弁
系統内の圧力を規定値以下に保つために設置している弁で、圧力が上昇した場合に開く設定となっている。



添付資料−1 伊方発電所第2号機 原子炉格納容器内漏えい箇所位置図 (非公開)
添付資料−2 伊方発電所第2号機 原子炉補機冷却水系統概略図



以 上


添付資料−2

伊方発電所第2号機 原子炉補機冷却水系統概略図







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