平成15年4月1日
四国電力株式会社
伊方発電所第2号機の送電開始について 伊方発電所第2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、1月27日から第16回定期検査を実施しておりますが、4月1日1時20分、送電を開始しましたのでお知らせいたします。
今後、徐々に出力を上げながら各種試験を行い、4月9日頃には100%出力に達し、4月25日、経済産業省の総合負荷性能検査を受けて、定期検査を終了する予定です。
(参考)
1.伊方2号機第16回定検実績 定検開始: 平成15年 1月27日 臨 界: 平成15年 3月29日 送電開始: 平成15年 4月 1日(停止日数65日) 2.送電開始後の主な検査
主 な 検 査 名 検 査 概 要 炉心特性確認検査
(社内検査)原子炉内の核分裂の状況および主要な運転データなどを測定し、原子炉が所定の性能を有していることを確認する。
(プラント出力 50%、75%、100%出力)ヒートバランス検査
(社内検査)100%電気出力および定格熱出力で運転中、プラント全体の熱のバランスを測定し、プラントが所定の性能を有していることを確認する。 総合負荷性能検査
(国の検査)定格熱出力で運転を行い、各設備の運転データなどが正常であることを確認し、プラントが安定して運転できることを総合的に確認する。 3.定期検査中に実施した主な工事等
(1) 燃料集合体の取り替え
燃料集合体全数121体のうち、38体を新燃料に取り替えた。(2) 1次系配管取替工事
残留溶存酸素に起因する応力腐食割れ(02 SCC)対策および配管溶接部の信頼性向上等を図る観点から、加圧器スプレイライン、充てん・抽出ライン等の配管の材質変更を行うとともに、あわせて弁の取り替えを行った。(3) 出力領域計測装置検出器取替工事
信頼性維持の観点から、炉外核計測装置のうち出力領域計測装置の検出器(総数8個のうちの4個)について定期的な取り替えを行った。
以 上
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