平成15年4月4日
四国電力株式会社



伊方発電所第3号機セメント固化装置の不具合について



 伊方発電所第3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)は、通常運転中のところ、4月3日11時46分、補助建屋内にあるセメント固化装置の異常を示す信号が発信し、同装置の混練機が自動停止しました。

 このため、停止状態で混練機内部および混練機関連設備の点検を行いましたが、異常は認められませんでした。その後、各運転状態での確認を行っていたところ、混練機の混合槽に水を入れた状態で同様の事象が発生いたしました。
 今後、原因特定のため負荷電流特性調査等の詳細な原因調査を行うことといたします。

 本事象によるプラントの運転への影響はありません。また、環境への放射能の影響もありません。

 本件は、国の法律・通達に基づく報告対象に該当する事象ではありません。

(参考)
セメント固化装置混練機
セメント固化装置は、洗濯排水や機器点検時の排水等、管理区域内で発生する液体廃棄物を濃縮したものを、混練機でセメントと混ぜ、ドラム缶に詰めて固化する設備。
負荷電流特性調査
混練機の運転状態を変化させ、混練機のモータに流れる電流を詳細に測定することにより、混練機及び電源設備の動作状態を確認する調査。



添付資料−1 伊方発電所第3号機 セメント固化装置位置図 (非公開)
添付資料−2 セメント固化装置混練機まわり概略系統図



以 上


添付資料−2

セメント固化装置混練機まわり概略系統図






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