平成15年6月13日
四国電力株式会社



伊方1号機の小口径配管における微小な傷について



 伊方発電所1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、4月27日より第21回定期検査を実施中のところ、原子炉格納容器内の小口径配管(安全注入系統テストライン)にテープとみられる付着物(4箇所)を発見したため、当該箇所の液体浸透探傷検査を実施したところ、6月13日18時20分頃このうち2箇所で、また、21時40分頃1箇所で欠陥指示(微小な傷)を確認しました。

 今後、詳細な調査ならびに類似箇所の点検を実施します。

 本事象による、環境への放射能の影響はありません。

(参考)
安全注入系統テストライン
 通常運転中に使用することがない高圧注入ポンプの健全性を確認するために設置しているラインで、定期的に高圧注入ポンプを起動し、本ラインを用いて高圧注入系統内のほう酸水を循環させることにより、その健全性を確認している。
液体浸透探傷検査
 材料表面に液体を塗布し、その後現像液により傷に浸透した液体を表面ににじみ出させて、目視では確認できないような微細な傷を検出する検査。



添付資料−1 伊方発電所1号機位置図 (非公開)
添付資料−2 伊方発電所1号機概略系統図


以 上


添付資料−2









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