平成15年9月4日
四国電力株式会社


伊方発電所 硫酸第一鉄含有洗浄水の海域への流出について

 9月3日、11時05分頃、伊方発電所1・2号機の取水ピット外側の岩場において、茶褐色の水が溜まっているのを発見しました。

 原因を調査した結果、伊方発電所1・2号機の硫酸第一鉄注入装置の点検に使用した機材の洗浄作業で、硫酸第一鉄(約300g)を含んだ洗浄水を一般排水溝に排出したため、海に流出したものであることが判明しました。
 なお、付近の海水中の鉄濃度を測定した結果、異常は認められず、環境への影響はありませんでした。

 本事象によるプラントの運転への影響はありません。また、環境への放射能の影響もありません。

 本件は、国の法律・通達に基づく報告事象に該当する事象ではありません。



(参考)硫酸第一鉄
復水器細管等の内面に保護被膜を形成する目的で、取水した海水に一定量注入している化学物質で、放射性物質は含んでいない。



添付資料 硫酸第一鉄含有洗浄水の流出個所位置図 (非公開)


以 上

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