平成15年10月22日
四国電力株式会社


伊方発電所1号機 廃液貯蔵タンクドレン配管におけるほう酸析出物の付着について


 伊方発電所1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、通常運転中のところ、10月21日11時頃、廃液貯蔵タンクAのドレン配管に、ほう酸と思われる析出物が付着していることをパトロール中の保修員が発見しました。

 ほう酸を取り除いて調査を実施したところ、漏えいは既に停止しており、肉眼で確認できる欠陥はありませんでした。このことから、今回の事象は、当該配管に微小な貫通が発生したものと推定されます。このため、当該配管についてエポキシ樹脂により補修を行いました。
 なお、詳細な原因調査は、来年1月から実施を予定している1次系タンクの定期点検に合わせて行います

 本事象による、環境への放射能の影響はありません。

 本事象は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。


(参考)
  ○ 廃液貯蔵タンク
管理区域内の機器点検時の廃液(ドレン水や洗浄水等)を受け入れるタンクで、1号機にA・B2基設置されている。なお、貯蔵された廃液は、廃液蒸発装置で濃縮したのち、アスファルトと混和してドラム缶詰めし、低レベル放射性廃棄物として処理される。



添付資料−1 伊方1号機 廃液貯蔵タンクA 位置図 (非公開)
添付資料−2 廃液貯蔵タンクAドレン配管ほう酸析出箇所



以 上

添付資料−2

廃液貯蔵タンクAドレン配管ほう酸析出箇所







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