平成15年10月31日
四国電力株式会社
四国電力株式会社
伊方発電所３号機（加圧水型、定格電気出力８９万キロワット）は、９月１９日から第７回定期検査を実施中のところ、１０月３１日１０時４０分頃、原子炉格納容器３階で水漏れがあることを作業員が発見しました。
水漏れは、点検のために取外し中の一次冷却材ポンプＣのモータ冷却水の配管出口フランジから漏えいした純水であることを確認いたしました。このため、一次冷却材ポンプＡ、Ｂのモータ冷却水系統の水張りを中断することにより、漏えいを停止いたしました。
調査を行ったところ、漏えい箇所につながる隔離閉止中の弁の不具合によるものと推定されたため、当該弁の分解点検を実施いたしました。
この結果、特に異常は確認できなかったことから、原因は、当該弁のシート部に微小な異物が挟まり、隙間が生じて漏えいに至ったものと推定されます。
今後、速やかに当該弁の点検手入れを行い、復旧いたします。
本事象による環境への放射能の影響はありません。
本事象は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。
| 添付資料−１ 伊方３号機 格納容器内漏えい箇所位置図 （非公開） |
| 添付資料−２ 伊方３号機 一次冷却材ポンプモータ用冷却水系統概略図 |
| 添付資料−３ 伊方３号機 モータ用冷却水出口弁概略構造図 |
以 上
