平成16年8月17日
四国電力株式会社


伊方発電所2号機アスファルト固化装置の不具合について


 伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、アスファルト固化装置の起動準備として軸封油循環ポンプB号機を起動したところ、不調であったため、当該ポンプを確認した結果、8月16日10時40分頃、当該ポンプの軸の回転具合が通常よりも重いことを保修員が確認しました。

 点検の結果、当該ポンプの内部に粘着質の不純物が確認されたことから、この不純物により当該ポンプの軸の回転具合が通常よりも重たくなったものと推定されました。
 このため、ポンプ内部の手入れを行いました。今後、軸封油系統の点検清掃および軸封油の入れ替えを行い、当該ポンプの試運転を行うこととします。

 本事象によるプラントの運転への影響および環境への放射能の影響はありません。

 本件は、国の法律に基づく報告事象に該当する事象ではありません。

以 上
(参考)
  ○ アスファルト固化装置
アスファルト固化装置は、機器の分解点検等に伴い発生するプラント廃液や作業衣の洗濯排水等の低レベル放射性廃液をアスファルトと混合して固化処理する装置。
    
  ○ 軸封油循環ポンプ
低レベル放射性廃液とアスファルトを混ぜるためのアスファルト混和機の回転軸からアスファルト混合物が漏れ出すのを防止するため、混和機の軸受部に油を供給するポンプ。2台設置しており、1台は運転、1台は予備としている。
    

(添付資料) アスファルト固化装置概略系統図


添付資料




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