平成16年10月6日
四国電力株式会社
伊方発電所2号機アスファルト固化装置熱媒循環ポンプの不具合について
伊方発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、アスファルト固化装置を停止した際、熱媒循環ポンプのモータの温度異常を示す信号が発信したため、当該ポンプの点検を行った結果、本日0時25分頃、モータの過熱を検出する温度スイッチ(サーモスタット)が不良であることが確認されました。
今後、当該ポンプの取替を行うことといたします。
なお、当該ポンプには予備機があるため、アスファルト固化装置の運転には支障がなくプラントの運転への影響はありません。また、外部への放射能の影響もありません。
本件は、国の法律に基づく報告事象に該当する事象ではありません。
(参考) ○ アスファルト固化装置
機器の分解点検作業に伴い発生するプラント廃液や作業着の洗濯排水等の低レベル放射性廃液をアスファルトと混合して減容固化処理するための装置。
○ 熱媒循環ポンプ
アスファルト固化装置のアスファルト混和機内で、低レベル放射性廃液をアスファルトと混合・加熱を行うための加熱用の熱媒(鉱油)を循環させているポンプ。A・Bの2台あり、1台は予備機。
以 上
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