平成17年11月9日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機  原子炉容器入口管台の微小な傷について

  第18回定期検査中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、原子炉容器入口管台溶接部のレーザピーニング工事の施工前検査を実施したところ、11月9日、入口管台Aと一次冷却材入口配管との溶接部付近の内表面に微小な傷(長さ約2oが1箇所、長さ約1oが2箇所)が確認されました。なお、運転中には、一次冷却材の漏えいの徴候は認められておりません。

  このため、今後、当該部分の金属組織調査など、詳細調査を実施することとします。
  また、入口管台Bについても、計画通り点検を行います。

  本事象による環境への放射能の影響はありません。


(参  考)

○レーザピーニング工事
配管の600系合金溶接部に配管内面からレーザを照射し、残留応力を低減させる工事で、応力腐食割れに対する予防保全工事。


以 上

添付資料−伊方発電所2号機原子炉容器入口管台溶接部概略図




添付資料



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