平成17年12月21日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機安全注入系テストライン配管の排水管からの1次系水の漏えいについて

  昨日(12月20日)、定期検査中の伊方発電所2号機において、安全注入系配管の一部取替工事に伴う配管通水確認を実施したところ、同日17時23分頃、作業員が、安全注入系配管に接続されている、高圧注入ポンプの健全性を確認するテストライン配管の排水管から少量の1次系水が漏えいしていることを確認しました。漏えいは同日18時10分に停止し、漏えい量は、約2.5リットルと推定されます。なお、漏えい水は、すべて床面の排水口から排水回収タンクに回収されました。

  本事象による、作業員の被ばくや環境への放射能の影響はありません。

  今後、当該箇所を切り取り新品に取り替えるとともに、原因調査を実施することとします。


(参  考)

○安全注入系
万一の1次冷却材喪失事故時などに、原子炉を安全に停止させるため、原子炉容器内に高圧注入ポンプで1次系水を注入したり、原子炉格納容器内にスプレイで1次系水を降らせたりする設備。
○テストライン配管
通常運転中に使用することがない安全系の高圧注入ポンプの健全性を運転中に確認するために設置している系統で、定期的に高圧注入ポンプを起動し、本系統を用いて燃料取替用水タンクの1次系水を循環させることにより、当該ポンプの健全性を確認している。


以 上

添付資料−伊方発電所2号機  安全注入系配管概略系統図




添付資料



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