平成18年1月23日
四国電力株式会社

LNGの調達に関する基本合意について

  当社では、既設火力の経年化対策やCO2排出削減対策に取り組むとともに、総合エネルギー企業としての基盤整備を図る観点から、坂出市番の州地区においてLNGを導入することとしております。

  このほど、当社とマレーシアLNG社との間で、LNGの調達に関する基本的な条件について合意に達し、1月20日、マレーシア・クアラルンプールにおいて売買意思確認書に調印いたしました。

  今後は、今回の合意内容に基づき、両社間でLNG売買の詳細条件について協議してまいります。

○  売買意思確認書の概要

・契約当事者 売主 ・・・ マレーシアLNG社
    買主 ・・・ 四国電力株式会社
     
・契 約 期 間 平成22年度から15年間
     
・契 約 数 量 最大42万トン/年
     
・受 渡 条 件 持届け渡し
    (売主が輸送船を手配し、買主の受入基地まで輸送する受渡条件)

○  マレーシアLNG社の概要

・会   社   名 Malaysia LNG Sdn. Bhd.  
       
・会 社 設 立 1978年  
       
・本社所在地 マレーシア国 サラワク州 ビンツル  
       
・事 業 内 容 天然ガスの液化、LNGの販売  
       
・資   本   金 6億マレーシアリンギ(約200億円)  
       
・株         主 ペトロナス(マレーシア国営石油会社) 90%
    マレーシア・サラワク州政府 5%
    三菱商事 5%




(参考1)坂出市番の州地区におけるLNG導入プロジェクトの概要

(参考2)LNGの特性と現状



以 上

(参考1)

坂出市番の州地区におけるLNG導入プロジェクトの概要

1.LNG基地の概要

・建  設  地  点   香川県坂出市番の州緑町(コスモ石油(株)坂出製油所内)
     
・設  備  概  要   地上式18万klタンク1基、気化設備等を建設
     
・基地運営主体   坂出LNG株式会社
    (当社(70%)、コスモ石油(株)(20%)、四国ガス(株)(10%)の出資により平成16年6月設立)
     
・主  要  工  程   平成18年10月    着  工
    平成22年6月    運用開始

2.坂出発電所へのLNGの導入

(1) 1号機のリプレース

  坂出発電所1号機を撤去し、以下のコンバインドサイクル発電設備を新設する。

・設  備  概  要   28万kW級LNGコンバインドサイクル発電
     
・主  要  工  程   平成20年4月    着  工
    平成22年11月    運転開始

(2) 4号機の燃料転換

  坂出発電所4号機は、燃焼装置をLNG用に改造する工事などを実施し、燃料をLNGに転換する。燃料転換完了時期は、LNG基地の運用開始に合わせ、平成22年6月とする。

  (参考)坂出発電所の概要

・所在地   香川県坂出市番の州町2番地
・燃   料   石油、コークス炉ガス
出    力 運転開始年月
1号機 19.5万kW S46.7
2号機 35.0万kW S47.5
3号機 45.0万kW S48.4
4号機 35.0万kW S49.5
134.5万kW  

(参考) LNG導入プロジェクトによるCO2削減効果

50万t程度/年(当社の年間排出量の5%程度に相当)



以 上

(参考2)

LNGの特性と現状

1.電源別CO2排出原単位 2.世界のエネルギー資源確認可採埋蔵量と可採年数
   
3.日本のエネルギー資源の地域別輸入比率(平成16年度)
 
4.発電電力量構成比の推移


以 上

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