平成18年2月3日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機第23回定期検査の実施について

  伊方発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、2月10日から約2.5ヶ月運転を停止し、第23回定期検査を以下のとおり実施する予定です。

1.主なスケジュール

定検開始日 平成18年   2月10日
送電開始日 平成18年   4月27日
定検終了日 平成18年   5月23日

2.定期検査で行う検査件数(定期事業者検査)

107件

3.検査を実施する主な設備

4.燃料集合体の取替

  燃料集合体全数121体のうち、28体を新燃料に取り替える予定

5.定期検査中に実施する主要な工事等

(1)600系合金溶接部の応力腐食割れに対する予防保全工事

  冷却材配管に接続される加圧器の管台溶接部を応力腐食割れに強い材料に取り替え る。また、この作業に伴い配管の一部を取り替える。

(2)1次系配管取替工事

  配管溶接部の信頼性向上等を図る観点から、余熱除去ライン、高圧注入ラインの一部について、配管の材質変更(SUS304→SUS316)を行うとともに、ほう酸ラインの一部について、配管継手部の溶接方式の変更に伴い配管取り替えを行う。

(3)ステンレス配管点検

  平成15年6月に発生した「1号機安全注入系統テストライン配管のひび」に鑑み、塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性はないが、万一、漏えいが発生すると原子炉の運転に支障を及ぼす系統および放射能を含む系統で未点検の範囲について、ステンレス配管の点検を実施する。
  また、平成16年5月に発生した「2号機余熱除去系統配管のひび」に鑑み、過去にテープを除去したままで健全性を確認していない可能性がある箇所の点検を実施する。

以 上


添付資料−定期検査中に実施する主な工事




添付資料


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