平成18年2月15日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機充てんポンプの逃がし弁の不具合について

  第18回定期検査の調整運転中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)において、昨日22時44分、1次冷却材ポンプの封水注入流量の指示低下を示す信号が発信しました。

  このため、調査を行ったところ、1次冷却材ポンプに封水を注入している充てんポンプの内、B号機の出口にある逃がし弁に不具合があることが確認されました。

  今後、詳細な原因調査を実施いたします。

  現在、充てんポンプA号機1台で運転しており、プラント運転には影響はありません。
  なお、充てんポンプC号機の逃がし弁にも微少なシートリークの徴候が確認されておりますが、運転には支障はありません。

  本事象による環境への放射能の影響はありません。

(参  考)

○充てんポンプ
1次冷却系統から抽出した1次冷却水を浄化した後、再び一次冷却系統へ戻したり、1次冷却材ポンプの軸封部からの漏えい防止のための一次冷却系統よりも高い圧力の水(封水)を供給するためのポンプ。
(A、B、Cの3台設置しており、通常1〜2台を運転し、残りは予備としている。)
○逃がし弁
圧力上昇によるポンプや配管の損傷を防止するため、系統内の流体、蒸気等の圧力を系統外に排出し、予め設定された圧力以下に下げる機能を有する弁。


以 上

添付資料−伊方2号機  充てんポンプまわり概略系統図




添付資料



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