平成18年4月27日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機の送電開始について

  伊方発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、平成18年2月10日から第23回定期検査を実施しておりますが、4月27日21時00分、送電を開始しましたのでお知らせいたします。

  今後、徐々に出力を上げながら各種試験を行い、4月30日頃には100%出力に達し、5月23日、経済産業省の総合負荷性能検査を受けて、定期検査を終了する予定です。

以 上

1.伊方発電所1号機第23回定期検査実績

定検開始 平成18年   2月10日  
臨      界 平成18年   4月26日  
送電開始 平成18年   4月27日 (停止日数77日)

2.送電開始後の主な検査

主 な 検 査 名 検  査  概  要
炉心特性確認検査
(事業者検査)
原子炉内の核分裂の状況および主要な運転データなどを測定し、原子炉が所定の性能を有していることを確認する。
蒸気タービン
性能検査
(国の検査)
定格熱出力で運転を行い、蒸気タービンが安定して連続運転できることを確認する。
総合負荷性能検査
(国の検査)
定格熱出力で運転を行い、プラントが安定して運転できることを総合的に確認する。

3.定期検査中に実施した主要な工事等

(1)600系合金溶接部の応力腐食割れに対する予防保全工事

  加圧器の管台溶接部を応力腐食割れに強い材料に取り替えた。また、この作業に伴 い配管の一部を取り替えた。

(2)1次系配管取替工事

  配管溶接部の信頼性向上等を図る観点から、余熱除去ライン、高圧注入ラインの一部について、配管の材質変更(SUS304→SUS316)を行うとともに、ほう酸ラインの一部について、配管継手部の溶接方式の変更に伴い配管取り替えを行った。

(3)ステンレス配管点検

  平成15年6月に発生した「1号機安全注入系統テストライン配管のひび」に鑑み、塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性はないが、万一、漏えいが発生すると原子炉の運転に支障を及ぼす系統および放射能を含む系統で未点検の範囲について、ステンレス配管の点検を実施した。
  また、平成16年5月に発生した「2号機余熱除去系統配管のひび」に鑑み、過去にテープを除去したままで健全性を確認していない可能性がある箇所の配管点検を実施した。
  なお、これらの事象による1号機のステンレス配管点検は、今回の定期検査で完了した。



添付資料−伊方1号機  定期検査中に実施した主要な工事等



添付資料


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