平成18年5月15日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機  高圧注入ポンプ出口流量検出器の不具合について

  伊方発電所1号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)は、第23回定期検査のため調整運転中のところ、5月13日16時59分頃、高圧注入ポンプ出口の流量の検出器に不具合があることを保修員が確認しました。

  高圧注入ポンプが停止中であるにもかかわらず、通常ゼロとなっている当該流量検出器の指示が不安定な値を示したことから、検出器の不具合と判断したものです。
  なお、当該流量検出器の下流にある流量計はゼロを示しておりました。

  当該流量検出器の点検を行った結果、電気回路の部品(アンプカード)に不良が確認されたことから、当該部品の取替を行い、検出器の指示値に異常のないことを確認して、同日19時39分に復旧いたしました。

  本事象によるプラントの運転への支障はありません。また、外部への放射能の影響もありません。

  本件は、国の法律に基づく報告事象に該当する事象ではありません。

(参  考)

○高圧注入ポンプ
万一、一次冷却材が漏えいして原子炉内の水が減少するような事象が発生した場合に、炉心(燃料)を冷却するために、自動的に起動して原子炉内にほう酸水を注入するポンプ。A、B2系統設置されている。


以 上

添付資料−伊方発電所1号機  高圧注入ライン概略系統図




添付資料



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