平成18年6月20日
四国電力株式会社

「よんでん環境保全活動ダイジェスト2006」を新たに発行

  当社は、環境問題への対応を経営の重要課題と捉え、「よんでん環境方針」のもと、環境負荷の継続的低減、環境管理の推進、社会とのコミュニケーションの推進に積極的に取り組んでおります。
  こうした取り組みを皆さまにご理解いただくため、環境保全活動などを取りまとめた「よんでん環境保全・社会活動レポート(以下、「レポート」といいます。)」を毎年作成、公表しておりますが、年々内容の充実をはかってきた結果、ボリュームが増え、詳細な数値データや環境効率など専門的な内容も一部記載されております。
  このため、一般読者向けのシンプルな情報発信ツールとして、レポートの内容を分かりやすく要約した「よんでん環境保全活動ダイジェスト(以下、「ダイジェスト」といいます。)」を新たに作成いたしました。

  主な掲載内容については、別紙のとおりです。
  ダイジェストはお客さま窓口やヨンデンプラザ、発電所のPR館などへ配備するとともに、当社ホームページにも掲載することにしており、多くの皆さまにご覧いただきたいと考えております。

  なお、2006年版レポートについては、CSR推進会議の設置やグループ行動憲章の制定など、さらに充実したCSRへの取り組みを織り込み、2006年9月頃の発行を予定しています。

[ダイジェストに関するお問い合わせ先]
四国電力株式会社 環境部 環境保全グループ
〒760-8573 高松市丸の内2番5号
TEL 087-821-5061(代)

(別紙)よんでん環境保全活動ダイジェスト2006(主な掲載内容)

以  上


別紙

よんでん環境保全活動ダイジェスト2006(主な掲載内容)

(巻頭)
よんでん環境方針
2004年11月に制定した「よんでん環境方針」について、基本理念である「環境基本方針」、およびこれに基づく「環境行動指針」、「環境管理目標」を紹介。
事業活動と環境のかかわり
お客さまに電気をお届けするまでのインプット(燃料や環境保全用資材など)とアウトプット(CO2や廃棄物など)を定量的に記載。
環境保全の目標と実績
CO2排出原単位や廃棄物の有効利用率など主要な環境指標について、目標と実績を対比し、その評価を記載。


環境基本方針1  あらゆる事業分野において環境負荷の継続的低減をはかります

1.地球温暖化問題への取り組み
  • 「2010年度におけるCO2排出原単位を0.34s-CO2/kWh程度まで低減する」との当社目標の達成に向け、坂出発電所へのLNG導入など地球温暖化対策を推進。
  • 2005年度のCO2排出原単位は0.39s-CO2/kWh(大渇水などにより対前年比:+8%、1990年度比:▲5%)。
(1)環境にやさしい電源構成
  • 環境問題への対応、燃料の安定確保、経済性を総合的に考え、原子力を中心に水力や火力を組み合わせて電源を構成。
  • 2005年度は発電時にCO2を出さない原子力・水力の合計比率が46%。
  • 石油・石炭に比べCO2排出量が少ないなど優れた環境特性を持つLNGを坂出発電所へ導入し2010年に運転開始予定。LNG導入により当社の年間CO2排出総量の約5%が削減可能。
(2)効率のよい運転でCO2削減に努めています
  • 伊方原子力発電所において、定格熱出力一定運転などを行い、安全・安定運転に努めた結果、2005年度の設備利用率は、85.9%を達成。
  • 火力発電所において、設備更新の機会に合わせ高効率機器を採用するなど発電効率の維持・向上に努めており、2005年度の熱効率は38.5%。
  • 水力発電所において、水車や発電機の効率向上に努めており、2005年度は分水第四、長沢発電所で高効率な水車へ取り替えを実施。これにより年間約0.2万トンのCO2削減が可能。
(3)環境にやさしい新エネルギーの利用を推進しています
  • 2005年度の新エネルギー契約電力の合計は121,432kWとなり、前年度と比べ35%増。
  • 2005年7月から西条発電所において、わが国の電力会社で初めて木質バイオマス混焼発電を実施しており、2005年度は0.9万トンのCO2を削減。
(4)上手な電気の使い方をおすすめしています
  • エコキュートの普及拡大やお客さまへの省エネ情報の提供などを推進。
(5)設備・運用面での対策を補完する取り組みも行っています。
  • 「世界銀行炭素基金」へ1,000万ドル、「日本温暖化ガス削減基金」へ300万ドルを出資。また、豪州における植林事業を実施。
2.地域の環境保全への取り組み
(1)環境影響を評価し、その低減に役立てます
  • LNG導入に伴う坂出発電所1号機のリプレースに向け、1年間の現況調査を実施し、環境への影響を予測・評価中。
(2)大気や水を汚さない工夫をしています
  • SO、NO、ばいじんを取り除く装置の設置などにより、大気中への排出を抑制。
(3)騒音・振動・悪臭防止対策や自然環境との調和に努めています
  • 計画的に配電線地中化を実施。
(4)化学物質を適正に管理しています
  • PCBを適正に管理するとともに、アスベスト問題へ適正に対応。
3.資源循環型社会形成に向けた取り組み
  • 火力発電所の運転に伴い発生する副産物や撤去資材等、事業活動に伴って発生する種々の廃棄物を積極的に有効利用。2005年度の廃棄物の有効利用率は99.6%を達成。
(1)石炭灰をほとんど有効利用しています
  • 2005年度の石炭灰の有効利用率は99.7%。
  • 「灰テックビーズ」の開発や、豊島スラグを用いたコンクリートの品質改善に石炭灰を活用するなど有効利用に向けた取り組みを推進。
(2)使い終わった物も有効に活用しています
  • 廃電線や廃コンクリート柱を100%有効利用。
(3)オフィスでの省資源に努めています
  • 当社オフィスで使用する用紙について、社内規定や帳票類の電子化などを進め使用量を削減するとともに、再生紙の利用や紙ゴミ分別回収を徹底。
  • 用紙使用量120百万枚、再生紙使用率96%、古紙回収率81%(2005年度)
(4)環境にやさしいものを選んでいます
  • 事務用品から電力用資機材に至るすべての物品についてグリーン購入を推進。

環境基本方針2  環境管理を推進します

(1)環境管理の体制を整えています
  • 最高責任者である社長のもと、環境担当役員を委員長とする「環境委員会」が中心となって、環境保全活動を着実に推進。
  • 2005年6月に伊方発電所においてISO14001の認証を取得。これによりすべての火力発電所および原子力発電所においてISO14001の認証取得を完了。
(2)グループ一体となって取り組んでいます
  • 「よんでんグループ環境方針」のもと、環境マネジメントシステム(EMS)を導入し、グループを挙げて環境管理を推進。
  • グループ共通の数値目標(2010年度)を設定し、達成に向けた取り組みを推進。
  • 「よんでんグループ環境会議」を定期的に開催し、取り組みをレベルアップ。

環境基本方針3  社会とのコミュニケーションを推進します

(1)環境月間に様々な行事を展開しています
  • 環境月間行事として、苗木の配布、植樹や清掃活動などを実施。
(2)社外のイベントや研修会で当社の活動を紹介しています
  • エネ博in四国や愛媛県環境学習リーダー学習会において当社の取り組みを説明。

以  上


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