平成18年6月29日
四国電力株式会社

平成18年6月  社長定例記者会見の概要

  平成18年6月29日、株主総会後、常盤社長から「第82回定時株主総会の概要」「役員人事」「業務用電化厨房の普及状況」について説明しました。

(はじめに)
  本題に入ります前に、伊方発電所の状況について申し上げたいと思います。
  ご承知のとおり、伊方発電所につきましては、平成18年6月5日、1号機において2次系の湿分分離加熱器から異音がしていることがわかったため、ただちに発電を停止し、点検を行いました。調査の結果、異音が発生したのは、溶接不良により蒸気整流板に割れが生じたためでした。私としましては、運転中に発電を停止したことで皆さま方にご心配をおかけし、大変申し訳なく思っております。
  その後、1号機については、割れが生じた当該整流板を新品に取り替えるなどの措置を行い、平成18年6月26日より通常運転を再開しました。また、2号機につきましては、蒸気整流板が1号機と同様の設計・工程で製造されているため、皆さま方に、よりご安心いただけるよう、平成18年6月27日に発電を停止し、翌日点検を行いました。その結果、異常はありませんでしたが念のため補強を行い、現在、運転再開に向けて準備を行っているところです。
  今後は溶接部のチェック体制も強化し、再発防止に努めます。私としては、原子力発電所の運営にあたって何よりも安全運転が重要と考えておりますので、これを着実に実行・継続し、皆さまの信頼にお応えしてまいりたいと思います。
(株主総会の概要)
(詳しくは「第82回定時株主総会の概要」をご覧ください。)
  本日の総会は、午前10時に始まり、11時9分に終了いたしました。所要時間は1時間9分であります。
  出席された株主数は、当日出席のほか、前日までに書面およびインターネットにより議決権を行使された株主をあわせますと、3万398人、その議決権数は154万7,474個でした。総議決権数に対する行使された議決権数の割合、いわゆる議決権行使率は、64.3%でありました。
  議事は、本年より大西会長が議長となり、所定の報告事項ならびに5つの決議事項について、説明・審議が行われました。株主の皆さまからは、株主総会の休日開催や利益配分などについてのご質問をいただきました。当社としましては、これからも株主の皆さま方の負託に応えるべく、しっかりと経営にあたってまいりたいと思います。
(役員人事)
(詳しくは「人事異動」をご覧ください。)
  役員人事につきましては、麻生 俊介(あそう しゅんすけ)氏が、監査役に就任しました。なお、役員の役職等に変更はございません。
(業務用電化厨房の普及状況)
(詳しくは「業務用電化厨房の普及状況について」をご覧ください。)
  当社では、電力需要の増勢の鈍化、自由化の進展といった電気事業を取り巻く環境が変化する中にあって、「需要は自らが創造し、獲得するもの」との認識のもと、電化住宅をはじめとした魅力的な電化の提案を行っております。電化住宅については、その快適性などから、新設戸建てに占める比率が平成17年度には60%を超えるなど、かなりのお客さまから選択いただけるようになりました。
  一方、業務用分野において力を入れて提案しているのが、電化厨房です。料金割引制度を導入した平成14年10月以降、じわじわではありますが普及が進み、本年度に入り契約件数が100件を突破し、平成18年5月末で107件となっております。
  電化厨房は、食中毒の原因となる微生物の発生を抑制できる室温25℃以下、湿度80%以下に調理室の環境条件を管理しやすく、調理も簡単かつ高機能化が可能で、しかもハイパワーです。こうしたことから、病院・老人保健施設や学校給食センターをはじめ、スーパーの惣菜調理室・飲食店に至るまで、幅広い分野でご採用いただいております。
  なお、当社ホームページの電化厨房サイト「電化De繁盛店づくり」では、電化厨房の基礎知識や電化厨房採用店のご紹介、また、高松市丸亀町商店街にあるヨンデンプラザ内の業務用電化厨房体験施設「プロキッチン」など内容盛りだくさんで掲載しております。
  当社といたしましては、電化厨房に限らず、これからもお客さまニーズを掘り起こし、多様な電化のご提案を精力的に続けてまいりたいと考えております。

  本日、私からは以上であります。

以  上


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