平成18年8月8日
四国電力株式会社

伊方発電所3号機の定期検査の終了について

  伊方発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力89万キロワット)は、本日17時00分、経済産業省による総合負荷性能検査に合格し、第9回定期検査を終了いたしました。


以 上




1.伊方発電所3号機第9回定期検査実績
定検開始: 平成18年 4月30日
臨    界: 平成18年 7月11日
送電開始: 平成18年 7月12日(停止日数74日)
100%電気出力: 平成18年 7月15日
定格熱出力: 平成18年 7月15日
定検終了: 平成18年 8月 8日(定検開始後101日目)
 
2.定期検査中に実施した主要な工事等
(1) 600系合金溶接部の応力腐食割れに対する予防保全工事
  加圧器の管台溶接部を応力腐食割れに強い材料に取り替えた。また、この作業に伴い配管の一部を取り替えた。
   
(2) 使用済燃料ピット冷却器設置工事
  定期検査の運用性向上および使用済燃料冷却の安全裕度向上の観点から、使用済燃料ピット冷却器(現状2台)を新たに1台設置することとし、今回の定期検査で使用済燃料ピット冷却器に冷却水を供給する配管(原子炉補機冷却水配管)を設置した。
   
(3) ステンレス配管点検
  平成15年6月に発生した「1号機安全注入系統テストライン配管のひび」に鑑み、塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性はないが、万一、漏えいが発生すると原子炉の運転に支障を及ぼす系統および放射能を含む系統で未点検の範囲について、ステンレス配管の点検を実施した。
  また、平成16年5月に発生した「2号機余熱除去系統配管のひび」に鑑み、過去にテープを除去したままで健全性を確認していない可能性がある箇所の点検を実施した。
  なお、これらの事象による3号機のステンレス配管点検は、今回の定期検査で完了した。


以 上
添付資料 定期検査中に実施した主要な工事

添付資料


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