平成18年10月13日
四国電力株式会社
取締役社長  常盤  百樹

プルサーマル計画の事前了解をいただいて

  本日、愛媛県および伊方町より、伊方発電所3号機におけるプルサーマル計画のご了解をいただきました。愛媛県や伊方町の関係者の皆さま、そして愛媛県民の皆さまに厚く御礼申し上げます。

  現下の世界のエネルギー情勢を見ますと、アジアを中心としたエネルギー需要の大幅な増加などにより、原油価格が高止まりするとともに、化石燃料の需給逼迫も懸念されています。また、地球環境問題への対応も喫緊の課題となっており、世界的に原子力発電を再評価する動きが加速しております。
  一方、私どもは、かねてより、ウラン資源の有効利用、エネルギー供給の安定確保の観点などから、原子燃料サイクルが不可欠と考え、プルサーマルの導入・実施を経営の重要課題として位置づけて、全力を挙げて取り組んでまいりました。

  一昨年5月の申し入れ以降、約2年半にわたり、プルサーマルの必要性・安全性について推進・慎重双方の立場から様々な議論が行われましたが、本日、ご了解をいただき、当社は、いよいよ2010年度までの実施に向けた第一歩を踏み出すことになります。

  私といたしましては、これまでのご議論を念頭に置きつつ、安全には万全の上にも万全を期し、ご理解を賜りました県民の皆さまの信頼にお応えしてまいる所存です。また、迅速かつ丁寧なわかりやすい情報の公開にも努めますので、今後ともプルサーマル計画の推進に、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

以上


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