平成18年12月20日
四国電力株式会社

伊方発電所2号機の送電開始について

  伊方発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)は、10月11日から第19回定期検査を実施しておりますが、12月20日2時5分、送電を開始しましたのでお知らせいたします。

  今後、徐々に出力を上げながら各種試験を行い、100%出力に到達した後、経済産業省の総合負荷性能検査を受けて、定期検査を終了する予定です。

以  上

1.伊方発電所2号機第19回定期検査実績

定検開始 平成18年10月11日  
臨      界 平成18年12月19日  
送電開始 平成18年12月20日 (停止日数71日)

2.送電開始後の主な検査

主 な 検 査 名 検  査  概  要
炉物理検査
(事業者検査)
原子炉内の核分裂の状況および主要な運転データなどを測定し、原子炉が所定の性能を有していることを確認する。
蒸気タービン
性能検査
(国の検査)
定格熱出力で運転を行い、蒸気タービンが安定して連続運転できることを確認する。
総合負荷性能検査
(国の検査)
定格熱出力で運転を行い、プラントが安定して運転できることを総合的に確認する。

3.定期検査中に実施した主要な工事等

(1)1次系配管取替工事

  配管の信頼性向上を図る観点から、余熱除去ライン、ほう酸注入ラインの配管の材質変更(SUS304→SUS316)等を行った。

(2)ステンレス配管点検

  平成15年6月に発生した「1号機安全注入系統テストライン配管のひび」に鑑み、塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性はないが、万一、漏えいが発生すると原子炉の運転に支障を及ぼす系統および放射能を含む系統で未点検の範囲について、ステンレス配管の点検を実施し、異常のないことを確認した。
  なお、この事象に伴う2号機のステンレス配管点検は、今回で完了した。



添付資料−伊方2号機  定期検査中に実施した主要な工事



添付資料


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