(お知らせ)

平成19年2月16日
四国電力株式会社

垂直アームの落下事故とその対策について

  本日の朝日新聞で報道された「電線支えるアーム  強度不足650カ所  四電設置ミスで交換」の内容について、以下のとおりご説明いたします。

1.垂直アームの折損・落下事故

平成17年9月6日、愛媛県愛南町において、台風14号が通過中、電線を固定するアーム(腕金)が折損・落下する事故が発生しました。

(事故の概要)
発生日時
平成17年9月6日  11時10分頃
場    所
愛媛県南宇和郡愛南町 御荘平城  国道56号線上
設備被害
3本の電柱に架かるそれぞれのアームが折損・落下、これに伴い電線も落下
アームの型
垂直アーム(槍出型、2回線用)

2.事故原因

(最初に折損・落下したアームの事故原因)

アームのような付属物については、電気事業法に基づく「電気設備技術基準」で特段の規定がないため、これを補完すべく、内規を定めています。

3.対策

(内規不適合への対策)

  当社は、垂直アーム使用における内規不適合が見つかったことから、同様な事例がないか緊急点検を行うこととし、平成18年1月〜6月の間で、垂直アーム(槍出型)約4.0万本全数の点検を行いました。その結果、同様事例が659件判明しましたが、18年12月末で、604件(92%)の改修を終えております。

(錆びへの対策)

  垂直アームについては、スカラップ(亜鉛メッキ時の空気抜き穴)の位置が悪いことから、錆によりアーム上部に孔食が発生しやすいことが判っております。
  このため、垂直アームの折損・落下の未然防止に万全を期す観点から、垂直アーム適正使用の緊急点検にあわせて、垂直アームの錆びの状況も併せて確認することとしました。
  現在、対象となる約3.4万本の全数点検を鋭意進めており、18年12月末で、約2.9万本(84%)の点検を終了し、残りについても、今年度中に確認できる見通しです。



以 上



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