平成19年4月3日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機 冷却材貯蔵タンク水の漏出について

通常運転中の伊方発電所1号機(加圧水型 定格電気出力:56万6千キロワット)において、本日10時00分頃、パトロール中の保修員が、燃料取替作業の際に水を張って燃料を移動させる燃料移送用水路(キャナル)の底に水が溜まっていることを確認しました。

当時、冷却材貯蔵タンク水のサンプリングのため、同タンク内の水の循環運転を行っており、循環系統から燃料移送用水路に水を張るための配管を通って冷却材貯蔵タンク水が漏出したものと考えられることから、燃料移送用水路に水を張るための配管系統にある弁を閉めたところ、漏出は停止しました。

漏出した冷却水の量は、約1.6m3と推定されます。

また、燃料移送用水路に漏えいした放射能量は2.4×105ベクレルと十分低い値であり、外部への放射能の放出はありませんでした。なお、漏出水は全て回収し、廃棄物として処理いたします。

これまでの調査の結果、燃料移送用水路に水を張るための配管にある別の弁の不具合(シートリーク)により冷却水が漏出したものと推定されます。

今後、原因の詳細調査を行います。

本事象によるプラント運転への影響はありません。

本件は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。



以 上

添付資料1:伊方1号機 冷却材貯蔵タンク周り概略系統図
添付資料2:伊方1号機 燃料移送用水路まわり配置図



(添付資料1)

伊方1号機冷却材貯蔵タンク周り概略系統図




(添付資料2)

伊方1号機燃料移送用水路まわり配置図



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