平成19年6月15日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機  湿分分離加熱器A出口フランジ部の復旧について

  伊方発電所1号機は、送電開始に向けてプラント起動中のところ、6月10日2時20分頃、2次系の湿分分離加熱器Aの出口フランジ部から蒸気が漏えいしていることを、保修員が確認しました。
  このため、タービンを手動停止し、蒸気の漏えいは停止しました。
  当該フランジ部の点検を行った結果、蒸気漏えい部近傍でフランジとガスケットとの間に微小な隙間(最大で0.3mm)があることが確認されました。
  また、湿分分離加熱器B,C,Dの当該フランジ部についても点検を実施した結果、蒸気の漏えいや隙間は確認されませんでしたが、Dのフランジ面に接触が僅かに不十分であることから、隙間が発生する恐れがある箇所が確認されました。
(6月12日までにお知らせ済み)

  このため、A,Dのフランジ面を手入れし、フランジ部の組み立てを行いました。なお、当該フランジ部の組み立てにあたっては、従来のフランジ取付ボルトのトルク管理に加え、フランジ部の隙間管理を行いました。
  その後、タービンを起動し、本日11時30分、蒸気を通気した状態で当該フランジ部に漏えいがないことを確認し、復旧しました。

  原因調査については、今後も継続してまいります。

(参考)
○湿分分離加熱器
高圧タービンで使用した蒸気を低圧タービンでもう一度使えるように、蒸気の湿分を取り除き、温度を上げる設備。A、B、C、D4台設置している。
以  上

添付資料  伊方発電所1号機  湿分分離加熱器まわり概略系統図



添付資料

伊方発電所1号機 湿分分離加熱器まわり概略系統図


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