平成20年2月29日
四国電力株式会社

伊方発電所1号機  非常用ディーゼル発電機Aシリンダ注油器指示計の不具合について

  通常運転中の伊方発電所1号機(加圧水型 定格電気出力56万6千キロワット)において、本日、非常用ディーゼル発電機の定期点検を行っていたところ、9時10分、ディーゼル発電機Aのシリンダ注油器の油の流れを示す40個ある指示計(インジケータ)の1個の指示に不具合があることを保修員が確認しました。

  このため、当該ディーゼル発電機を隔離して点検を行い、当該指示計を予備品に取り替えて、発電機の起動試験により注油器が正常に作動することを確認のうえ、本日、11時58分、通常状態に復旧しました。

  今後、引き続き、原因調査を行います。

  本事象によるプラントの運転への支障はなく、また、環境への放射能の影響もありません。

  本事象は、国の法律に該当する事故・故障ではありません。

(参  考)

○ 非常用ディーゼル発電機
  発電所の運転中に外部電源が喪失し、所内に電気が供給できなくなった場合に、安全にプラントを停止するのに必要な機器等に電源を供給するための設備。伊方1号機には、1台で十分な容量を有するA、Bの2基設置しております。
  なお、原子炉施設保安規定では、運転中は非常用ディーゼル発電機が2台とも動作可能であることが要求されておりますが(1台のみ運転可能な状態では、原子炉の運転可能日数が制限される(最大40日)ことになります。)、本事象は復旧作業のため一時的にこの要求を満足できなくなり、原子炉施設保安規定に定める運転上の制限を逸脱することになりました。(運転上の制限逸脱時間:9時25分~11時58分)
以  上


添付資料-伊方1号機  非常用ディーゼル発電機1A潤滑油系統概略図



添付資料

伊方1号機 非常用ディーゼル発電機1A潤滑油系統概略図


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