- 平成20年12月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の2件です。これらの事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事 象 | 発生月日 | 発表月日 | 公表区分 | ||
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12月 2日 | - | C | ||
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12月24日 | - | C |
県の公表区分 | A:即公表 |
B:48時間以内に公表 | |
C:翌月10日に公表 |
- なお、今月は、原因と対策をまとめた報告書の提出はありませんでした。
以 上
伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成20年12月分)
1.伊方発電所1号機 原子炉保護回路の不具合について
12月2日8時49分、通常運転中の伊方発電所1号機の中央制御室において、原子炉の状態の異常を示す信号が発信しました。その後、運転パラメータを確認した結果、原子炉の運転状態に異常はなく、当該信号は発信から約5分後に復帰しました。
調査の結果、原子炉保護装置の4つに多重化された保護回路のうち、中性子束の1つのチャンネルの入力信号に不具合が生じた可能性があることを確認したため、当該回路のカードを予備のカードに交換しました。なお、カード交換中も他の3つのチャンネルは正常であり、原子炉の運転に問題はありませんでした。
今後、引き続き原因を調査します。
(印刷用) 伊方発電所1号機 原子炉保護回路概要図 (PDF-15KB)
2.伊方発電所3号機 第2低圧給水加熱器加熱用抽気の温度計の不具合について
12月24日10時05分頃、通常運転中の伊方発電所3号機において、タービン建屋1階にある二次系の第2低圧給水加熱器の蒸気(抽気)温度を測定する温度計に不具合があることを保修員が確認しました。
調査の結果、復水器内の抽気管に設置している温度測定素子の断線により温度指示が不良となった可能性があることが確認されました。
当該温度計は、温度測定素子が復水器内部に設置されており、運転中に保修できないが、定期検査後のプラントのデータ確認に使用するものであり、プラントの運転に影響はないことから、次回の定期検査時に、当該温度計を取り替えるとともに原因を調査します。
(印刷用) 伊方発電所3号機 低圧給水加熱器まわり系統概略図 (PDF-24KB)
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