平成21年07月30日
四国電力株式会社

平成21年7月 社長定例記者会見の概要

 平成21年7月30日、千葉社長から「平成21年度第1四半期 連結決算の概要」、「今夏の電力需給等」について説明しました。


【平成21年度第1四半期 連結決算の概要】

(詳しくは 「平成21年度第1四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)

(電力需要)
 
家庭用などの電灯需要は、ほぼ前年同期並みとなりましたが、産業用の大口電力が、景気後退の影響などにより、17.5%減となったことから、電灯電力計では、6.4%減の63億53百万kWhとなりました。
 また、電力他社への融通等は76.2%減となり、この結果、総販売電力量は、前年同期に比べ19.2%減の67億14百万kWhとなりました。

(電力供給)
 水力は、当期が記録的な渇水(過去1位)となったことから、前年同期に比べ58.9%減となりました。また、原子力が、定期検査による稼働減などから、前年同期に比べ、45.2%減となった結果、火力は、14.4%増となりました。

(収支)
 
売上高は、電灯電力収入が需要の減少などにより減収となったことに加えて、融通収入も減収となったことから、前年同期に比べ14.8%減、216億円減収の1,246億円となりました。
 一方、営業費用は、火力発受電電力量の増加はあったものの、燃料費や購入電力料が燃料価格の低下により減少したことなどから、7.9%減、103億円減少の1,202億円となりました。
 以上の結果、営業利益は前年同期に比べ71.6%減、112億円減益の44億円となり、支払利息など営業外損益を差引き後の経常利益は、79.9%減、110億円減益の27億円となりました。また、法人税等差引き後の四半期純利益は、83.5%減、66億円減益の13億円となりました。

 

【今夏の電力需給等】

(詳しくは 「今夏の電力需給等について」をご覧ください。)

 年間で最も多く電気が消費された時の使用電力の大きさである最大電力は、昨年度は、平成19年度に引き続き、2年連続でその記録を更新しました。その要因としては、産業用の好調な生産活動や7月下旬から8月上旬にかけて各地で35℃を越える猛暑が続いたことにより冷房需要が大きく増加したことなどが影響しております。
 今年の夏は、これまでのところ、景気後退の影響などにより、電力需要は今一つ盛り上がりに欠けております。
 しかし、夏場の電力需要は、気温と密接な関係があります。気温1℃の温度差で増減する電力需要量の指標を気温感応度と申しますが、当社の場合、気温が1℃上昇すると、電力需要は24万kW程度増加します。
 今後、仮に4県都平均の最高気温が36℃に達する高気温となった場合には、最大電力は、600万kW程度になることも予想されます。
 これに対し、供給力は670万kW程度を見込んでおり、渇水の影響を考慮しても、十分な予備力を確保しております。
 水力発電の稼働状況である出水率については、昨年度は、4月から6月の3ヶ月間は、比較的水に恵まれましたが、7月から9月の3ヶ月間は、一転して大幅な渇水となりました。
 一方、今年度は、5月が31.2%と過去1位の渇水となるなど、4月から6月の3ヶ月の出水率は42.0%と過去1位の記録的な渇水となりました。一時は、平成6年の渇水を上回る事態になるのではと心配されましたが、先般来の雨で、早明浦ダムの貯水率も少し回復し、何とか一息ついております。
 しかし、平年に比べると、まだまだ十分とは言えません。今後、災害にならない程度のまとまった雨に期待しているところであります。




以  上

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