平成21年09月28日
四国電力株式会社

南太平洋島嶼国における太陽光発電導入計画コンサルティング
の受託について

当社は、当社グループが保有する技術やノウハウといった経営資源を活用した事業拡大の有望分野として、海外事業に積極的に取り組んでおります。

このうち、海外での技術コンサルティング事業については、発展途上国における電力輸送設備の整備・増強に関するコンサルティングのほか、太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギーの活用・普及方法に関する調査および実証研究など、幅広い分野で事業展開を行っており、平成15年3月以来、27カ国において40件のコンサルティングを手がけるなど、着実に実績を積み重ねております。

その中の一つとして、当社は本年6月、JICA(独立行政法人国際協力機構)から「南太平洋島嶼国(パラオ共和国、ミクロネシア連邦国、マーシャル諸島共和国、トンガ王国)におけるクリーンエネルギー(太陽光発電)導入計画準備調査」を受託いたしました。

現在、各国での導入計画に関する情報収集や、太陽光発電システムの概略設計、維持管理体制の検討など、具体的な協力計画の策定のための準備調査を行っております。

なお、本案件は、クールアース・パートナーシップ※を活用したものであり、温室効果ガスの排出削減と経済成長を両立させ、気候変動対策の強化に貢献しようとする開発途上国に対する支援を目的として行われるものであります。

当社としては、今後とも、グループの総合力を結集し、海外コンサルティング事業等の一層の受注拡大に向け、積極的に取り組んでいきたいと考えております。

※クールアース・パートナーシップ

国が狭小で低標高であるため海面上昇などの気候変動の影響に対し非常に脆弱であり、戦略的な対策の展開が喫緊の課題となっている開発途上国(島嶼国、アフリカなど)に対し、温室効果ガスの排出削減への取り組みなどを支援することを目的として、日本政府が構築した総額100億ドルの資金メカニズム。政策協議を経た開発途上国を対象に、円借款、無償資金協力、技術協力等による支援を行うこととしている。

以    上

(別紙) 南太平洋島嶼国におけるクリーンエネルギー(太陽光発電)導入計画準備調査

 


(別紙)

南太平洋島嶼国におけるクリーンエネルギー(太陽光発電)導入計画準備調査

○ 業務の概要

実施場所

パラオ共和国、ミクロネシア連邦国、マーシャル諸島共和国、トンガ王国

業務内容

各国のエネルギー事情などの情報収集、クリーンエネルギー(太陽光発電)導入の必要性および妥当性の確認、太陽光発電システムの概略設計、維持管理体制の検討など具体的な協力計画の策定を目的とした調査を実施。

スケジュール

平成21年6月~22年1月

  • 平成21年6月~7月(実施済):第1次現地調査(設置候補サイトの詳細調査等)
  • 平成21年11月~12月(予定):第2次現地調査(第1次現地調査結果の政府への報告等)
  • 平成22年1月(予定):JICAへの最終報告書の提出

○ 実施体制

当社、八千代エンジニヤリング(株)、ICONS国際協力(株)との間で共同企業体を結成し実施する。

実施体制

○ 調査対象国と現地調査の様子

調査対象国と現地調査の様子

以    上





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