通常運転中の伊方発電所1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力56万6千キロワット)において、本日0時19分、タービン蒸気加減弁が突然開動作し、発電機出力が約6%上昇しました。これに対処し、運転員が直ちに発電機出力を下げる操作を行い、通常運転に復帰しました。
この出力上昇の過程で、原子炉熱出力が保安規定に定める運転上の上限値を一時的に超過しました。
その後、タービン蒸気加減弁の動作確認を行い、動作に異常のないことを確認し、現在も安定に運転しております。引き続き状態を監視しながら運転を継続し、詳細を調査することとします。
本事象によるプラント運転への影響はありません。また、環境への放射能の影響もありません。
本事象は、法律に基づく国への報告事象に該当するものではありません。
以上
(印刷用)伊方発電所1号機 2次系概略図 (PDF-16KB)