通常運転中の伊方発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力89万キロワット)の1次冷却材系統(管理区域内)において、平成21年11月19日16時50分頃、1次冷却材中のキセノン133の濃度が通常の5倍程度に上昇していることを確認しました。
(11月19日 お知らせ済み)
その後、監視を強化しておりましたが、3号機第12回定期検査のために停止操作中のところ、本日10時20分頃、1次冷却材中のよう素131濃度が通常より高いことが確認されました。
このため、燃料からの漏えいがあるものと推定されることから、今後、1次冷却材中のよう素濃度を引き続き監視するとともに、漏えい燃料の特定調査を行うこととします。
なお、今回のよう素131濃度の値は、保安規定の運転上の制限値を十分下回っており、また、本事象による環境への放射能の影響はありません。
(参考)
○キセノン133、よう素131
燃料の核分裂で発生する放射性物質
○1次冷却材中のよう素131濃度
・通常値:約0.2ベクレル/cm3
・今回の測定値:約0.5ベクレル/cm3
(1月7日9時の採取データ)
以上