第12回定期検査中の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)原子炉補助建屋4階のほう酸濃縮液タンク室内において、ほう酸濃縮液ポンプ付近で少量の液体が漏えい(約1リットル)していることを運転員が発見し、1月10日1時40分、微量の放射性物質を含んだ液体(放射能量:約560ベクレル)であることを確認しました。
このため、同日3時5分に停止中の当該ポンプを隔離して漏えいは停止し、漏えいした液体は全量を紙ウエスで回収しました。
調査の結果、当該ポンプに接続しているドレン配管のフランジ部から漏えいしていたことを確認しました。
なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。
(1月10日 お知らせ済み)
その後の調査の結果、当該フランジ部のあわせ面にわずかな隙間があったことから、当該フランジ部のガスケットを取り替えて隙間がないことを確認した後、当該ポンプの確認運転を行い、本日13時40分、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧しました。
今後、引き続き、詳細を調査します。
以上