平成22年02月26日
四国電力株式会社

平成22年2月 社長定例記者会見の概要

平成22年2月26日、千葉社長から「松山太陽光発電所増設工事(第一期)の開始」、「プルサーマル実施に向けた今後の予定」について説明しました。
 

【松山太陽光発電所増設工事(第一期)の開始】

(詳しくは「松山太陽光発電所増設工事(第一期)の開始について」をご覧ください。) 

 当社では、低炭素社会の実現に向け、原子力の安全・安定運転の継続やLNGの導入、更には、再生可能エネルギーの活用といった供給面での取り組みに加え、ヒートポンプ技術を利用した電化の推進といった需要面での取り組みを進めております。

 この一環として、松山にある既設出力300kWの太陽光発電所を2回に分けて増設し、合計出力約4,300kWとなるメガソーラー発電所を導入する計画を進めており、本年4月1日から第一期分につきまして、本体工事を開始することといたしました。
 具体的な工事工程につきましては、4月にまず基礎工事を開始し、6月頃から太陽光パネル設置工事等を順次進め、平成23年1月に営業運転を開始する予定です。

 第一期工事完了後は、既設分300kWと合わせ合計で約2,000kWとなり、年間約220万kWhの発電電力量を見込んでおります。これにより、年間約700tのCO2排出削減が可能となる見込みです。

 なお、第二期工事は、平成32年度(2020年度)までに同発電所北エリアにおいて2,300kW程度の太陽光発電設備を増設することとしております。
 当社といたしましては、今後とも新エネルギーの普及促進に努め、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
 

【プルサーマル実施に向けた今後の予定】

(詳しくは「プルサーマル実施に向けた今後の予定について」をご覧ください。)

 伊方発電所3号機につきましては、2月9日に燃料装荷を開始し、MOX燃料16体を含む全燃料157体の装荷を2月12日に完了いたしました。その後、炉心設計どおりに、原子炉内に燃料が配置できていることを確認する検査や原子炉を含む一次冷却材系統の耐圧検査などを終え、現在、原子炉起動に向けた最終的な準備を行っているところです。

 今後は、3月1日に制御棒の引き抜き操作を開始する、いわゆる原子炉の起動を行い、炉内の状況を確認しながら、順次、制御棒を引き抜き、翌日の3月2日には、原子炉が臨界状態に達する見込みです。 
 その後、炉心の特性に関する各種検査を受け、3月4日には、送電を開始する予定となっています。
 送電開始後は、引き続き運転状態を監視しながら、定格熱出力に到達するまで、徐々に出力を上昇させ、3月30日に予定されている経済産業省の総合負荷性能検査を経て、営業運転を再開する予定です。

 プルサーマルの導入に向け、平成16年5月に愛媛県および伊方町に事前協議の申し入れをして以来、地元の方々や皆さま方のご理解・ご協力をいただきながら、ようやく送電開始を目前に控える段階まで進めることができました。

 この先の工程につきましても、安全を最優先に緊張感を持って一つ一つ慎重に進めてまいる所存です。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。




以上

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