平成22年03月30日
四国電力株式会社

平成22年3月 社長定例記者会見の概要

 平成22年3月30日、千葉社長から「平成22年度 経営計画の概要」について説明しました。

 【平成22年度 経営計画の概要】

(詳しくは PDFマーク 「平成22年度 経営計画の概要」(PDF-751KB) をご覧ください。)

 

(供給計画の概要) 

[電力需要の見通し]
 
当社の電力需要は、世界的な景気後退の影響を受け、大口電力を中心に厳しい状況が続いておりますが、今後は景気回復に伴い緩やかな増加基調に戻るものと見ております。これを受け、10年後の平成31年度の販売電力量は301億kWh、年平均伸び率は0.4%、最大電力は567万kW、年平均伸び率は0.2%と想定しております。 

[電力需給計画]
 向こう10年間の供給予備率については、最大電力の見通しに対して十分な供給力を確保しております。
 電源別に見た年間の発受電電力量構成比率のうちLNGについては、坂出発電所4号機並びに1号機が営業運転を開始することに伴い、平成22年度には、5%となります。また、平成28年度には坂出発電所2号機もLNGに転換する予定であり、平成31年度時点では、6%を占めることになります。

 [電源開発計画]
 
今後10年間の電源開発計画では、坂出発電所2号機のLNGコンバインドサイクルへのリプレースを新たに計画に織り込んでいるほか、水力や太陽光発電設備の増設計画と合わせて、電源の低炭素化に取り組んでまいります。

 

 (経営の重点課題)

 平成22年度は、
 ・時代に適応した中長期的な安定供給基盤の強化
 ・お客さま本位の事業運営の徹底
 ・よんでんグループの社会的価値・信頼ブランドの向上
 の3点を掲げ、重点的に取り組んでまいります。

[時代に適応した中長期的な安定供給基盤の強化]
 
当社グループは、低炭素社会の実現に向けて「環境との調和」も図りながら、地域の皆さまに低廉で良質な電気を安定してお届けできるよう、「時代に適応した中長期的な安定供給基盤の強化」に取り組んでまいります。
 具体的には、「坂出LNGプロジェクト」の完遂を目指すとともに、伊方発電所の耐震安全性の向上やプルサーマル計画の着実な実施など、長期安定・安全運転の維持に取り組んでまいります。

[お客さま本位の事業運営の徹底]
 
当社グループでは、快適性、経済性、環境性に優れた「電気」ならではのメリットをご提案することにより、お客さまのエネルギー利用における「電化」へのシフトを推進してまいります。
 住宅電化と業務用電化の目標と実績では、いずれも平成21年度に目標を達成しており、平成22年度は、さらなる成果を目指し、取り組みを強化します。 

 「効率的、計画的な設備の形成・運用・保守の推進」では、設備投資額は、平成4年度をピークに減少しており、至近ではピーク時の4割程度の水準となっております。今後は、伊方発電所の耐震性向上工事、設備の高経年化対策などに適切に対応していく必要があることから、概ね現状の水準の700億円台で推移する見通しです。また、修繕費につきましても、引き続き現状の水準を維持してまいります。 

 「グループ事業の推進と新たな事業領域の開拓」では、「暮らしを支えるマルチユーティリティ企業グループ」の実現に向けて、「LNG販売事業」、「海外事業」、「FTTH事業」、「介護事業」など、多様なサービスの提供に努めるとともに、新たな事業領域の開拓にも積極的に取り組んでまいります。 

[よんでんグループの社会的価値・信頼ブランドの向上]
 
当社グループでは、地域の皆さまからの信頼こそが全ての事業活動の源泉であるとの認識のもと、社会的価値・信頼ブランドのさらなる向上を目指し、「CSR活動の着実な推進」や「情報開示の徹底と対話活動の推進」に取り組んでまいります。
 「地球温暖化対策の推進」については、当社は、CO2の排出原単位を90年度比で20%削減する目標を掲げており、その達成に向けて、原子力の安全・安定運転や坂出発電所へのLNG導入をはじめ、メガソーラー発電の導入など、今後とも目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。

 以上

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