本日、伊方発電所3号機は、経済産業省による総合負荷性能検査に合格し、営業運転を再開いたしました。これによりまして、伊方発電所3号機におけるプルサーマルが、名実ともに本格的に開始されたことになります。
平成16年5月、プルサーマルの導入について、愛媛県および伊方町への事前協議の申し入れ以降、これまでご指導を賜りました国ならびに愛媛県、伊方町の関係の方々、さらには伊方町や愛媛県民の皆さまに、心よりお礼申し上げます。
エネルギー資源の乏しい我が国において、使用済燃料を再処理・再利用する原子燃料サイクルの確立は極めて重要であり、プルサーマルは、その実現に向けた大きな柱の一つであります。
そして、限りあるウラン資源を次の世代に引き継いでいくためにも、プルサーマルを着実に進め、軌道に乗せていくことが、我々に課せられた使命でもあります。
こうした観点から、私といたしましては、「本日が新たなスタート」という気持ちで、さらに気を引き締め、何よりも安全を最優先に伊方発電所の運転に取り組んでまいる所存であります。皆さま方には、引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。