平成22年04月01日
四国電力株式会社

坂出発電所2号機リプレース計画に伴う環境影響評価方法書の届出等について

当社は、本日、環境影響評価法および電気事業法に基づき、「坂出発電所2号機リプレース計画環境影響評価方法書」(以下、方法書)を経済産業大臣に届け出るとともに、香川県知事、坂出市長および宇多津町長に送付いたしました。

当社では、坂出発電所2号機につきまして、CO2排出削減への対応や設備の経年化対策などを目的として、燃料を重油・コークス炉ガスから天然ガスに転換し、より高効率のコンバインドサイクル発電方式へリプレースすることとしております。

本計画を進めるにあたっては、周辺の環境への配慮を最優先としておりますが、今回届け出た方法書は、今後実施する環境影響評価の項目や調査、予測および評価の方法など環境アセスメントの内容を取りまとめたものであります。

届出・送付した方法書につきましては、環境影響評価法に基づき、以下のとおり縦覧いたします。

 (1)縦覧場所
【関係自治体庁舎】
  ・香川県庁 環境政策課
  ・坂出市役所 環境交通課
  ・宇多津町役場 住民生活課
【当社事業所】
  ・坂出発電所

(2)縦覧期間
平成22年4月2日(金)~平成22年5月7日(金)(土曜日、日曜日、祝日は除きます。)

 なお、坂出発電所においては、縦覧期間終了後も住民意見の受付期限である平成22年5月21日(金)まで土曜日、日曜日、祝日も含めご覧いただけます。

(3)縦覧時間
関係自治体庁舎および当社事業所とも、午前8時30分~午後5時15分

以上

(参考資料) 坂出発電所2号機リプレース計画 環境影響評価方法書の概要および環境影響評価の手続きの流れ


(参考資料)

坂出発電所2号機リプレース計画 環境影響評価方法書の概要
および環境影響評価の手続きの流れ


1.坂出発電所2号機リプレース計画 環境影響評価方法書の概要

環境影響評価方法書は、環境影響評価を行うために必要な本計画の概要、対象事業実施区域周辺の状況を踏まえ、環境影響評価の項目や調査、予測および評価の手法について記載したものです。

(1)坂出発電所2号機リプレース計画の概要
原動力の種類  ガスタービン及び汽力(コンバインドサイクル発電方式)
出力        28万kW級(現状:35万kW)
燃料        天然ガス(現状:重油,コークス炉ガス)
発電所所在地  香川県坂出市番の州町2番地
運転開始時期  平成28年度(予定)

(2)対象事業実施区域及びその周辺の状況把握

○自然的状況
 大気環境、水環境、土壌及び地盤、地形及び地質、動植物、生態系、景観及び人と自然との触れ合いの活動の場の状況について、既存の文献等を参考に現況を調査しました。

○社会的状況
 人口及び産業、土地利用、海域等の利用、交通、学校・病院・住宅等の配置、下水道の整備及び廃棄物の状況について、既存の文献等を参考に現況を調査しました。
 また、環境保全を目的とした法令等による指定地域、規制内容についても状況を調査しました。

(3)対象事業に係る環境影響評価の項目
 環境影響評価を行う項目は、省令に基づき、対象事業の特性と対象事業実施区域及びその周辺の地域特性を勘案して、大気質や水質等を項目として選定しました。

(4)調査・予測の手法
 コンバインドサイクル発電設備の設置等の工事や運転によって影響が予想される大気質や水質等について、文献調査及び現地調査により現況を把握したのち、数値計算等により影響を予測し、環境保全に対して配慮すべき事項を検討します。

(5)評価の手法
 調査及び予測の結果を踏まえ、環境影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているか、環境保全についての配慮が適正になされているかを検討し評価します。
 また、国や地方自治体によって、環境基準や環境保全上の規制基準等の環境保全施策が示されている場合には、それらとの整合が図られているかを検討し評価します。


2.環境影響評価手続きの流れ

法律に基づく環境影響評価の手続きは次のとおりです。今回の「方法書」の縦覧は太枠の段階のものです。今後、皆様のご意見をお聞きした上で調査・予測・評価を行い、その結果を「準備書」として縦覧し、さらに「評価書」として取りまとめることとなります。

 環境影響評価手続きの流れ




以上

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