通常運転中の伊方発電所2号機(加圧水型、定格電気出力56万6千キロワット)の原子炉補助建家3階(管理区域内)充てんポンプ2B室内において、本日11時35分、ポンプ点検用フランジ部から1次冷却水が漏えい(1滴/20秒)していることを運転員が確認しました。
その後、当該部隔離のため充てんポンプ2Bを停止したことにより、漏えいは停止しました。
漏えい量は約120ccで、ごく微量の放射能(放射能量:約70ベクレル)を含んでおりました。
また、漏えいした水は全量紙ウエスで回収しました。
今後、当該フランジ部の詳細調査を実施します。
現在、充てんポンプ2A、2Cが正常に運転しており、本事象によるプラント運転への影響はありません。また、作業員の被ばくおよび環境への放射能の影響もありません。
(参考)
○充てんポンプ
1次冷却材系統から抽出した1次冷却材の浄化やほう素濃度の調整を行った後、再び1次冷却材系統に戻すためのポンプ。(A、B、Cの3台設置しており、通常1~2台を運転し、残りは予備としている。)
以上
添付資料 伊方発電所2号機 1次冷却水充てん・抽出系統概略図
伊方発電所2号機 1次冷却水充てん・抽出系統概略図
(印刷用) 伊方発電所2号機 1次冷却水充てん・抽出系統概略図 (PDF-33KB)