平成22年10月12日
四国電力株式会社

伊方発電所に設置された(株)首藤バルブ製作所製の弁に係る調査結果について

 原子力安全・保安院(以下「保安院」)は、伊方発電所へのバルブ納入メーカーである(株)首藤バルブ製作所(以下、「首藤バルブ」という。)の弁の検査データが捏造されているとの申告を受け、7月14日、本件について調査するよう当社に指示しました。

 調査の結果、弁の機能等に問題は無いものの、同社の品質管理に不備があったことを確認し、同院に報告しておりましたが、本日、同院よりその他の調査結果を含めて公表されました。ついては、当社の調査概要等についてお知らせします。
 

○ 具体的には、当社から材料検査記録の提出を要求していたもののうち、平成21年12月以前に製造されたものについて、材料検査に用いるテストピースの作成および材料検査が全く実施されておらず、材料検査記録は捏造されたものであったことが確認されました。

○ 品質管理に不備があった弁(134台)については、当社にて再検査した結果、技術基準に適合しており、また、これらを含む同社製の全ての弁(429台)について異常は確認されておらず、伊方発電所の安全性に問題はありません。

○ しかしながら、首藤バルブ製の全ての弁について、念のため、今後計画的に品質が確認されている他社製弁に取り替えることとします。

○ 当社はこれまで、社内規定に基づいた調達管理を適切に実施してきておりますが、本事案を踏まえて、今後とも、調達先と一体となって、更なる安全文化の醸成に取り組んでまいります。




以上

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