当社は、絶縁油を含む電気機器の廃棄時や絶縁油を取り扱う作業の際には、微量ポリ塩化ビフェニル（以下「ＰＣＢ」）の含有の有無を確認し、含有が判明した電気機器については、倉庫等で適切に保管・管理を行っています。
このたび、伊方発電所において保有している変圧器付属機器の予備品の保管用絶縁油について、予備品廃棄前のＰＣＢ分析を実施したところ、予備品15機器について、保管していた容器内などに封入していた絶縁油から微量のＰＣＢが検出されました。
なお、ＰＣＢが検出された絶縁油は、当該予備品の保管容器内等に密閉されており、ＰＣＢが環境に影響を及ぼすことはありません。今後、廃棄処分するまでの間、適切に保管・管理します。
また、当該予備品の点検履歴を確認した結果、平成20年度に実施した予備品点検時に、絶縁油が付着したウエスなどを誤って廃棄していたことが判明しました。
誤って廃棄したウエスなどに付着した絶縁油の推定量は約0.1リットルであり、含まれていたＰＣＢの総量は約0.4ミリグラムと極めて微量であると推定されることから、環境への影響はほとんどないものと考えています。
今後は、同様の事象が発生しないよう、適切に管理してまいります。