平成23年05月09日
四国電力株式会社

伊方発電所における通報連絡事象(平成23年4月分)および
通報連絡事象に係る報告書の提出について

  •   平成23年4月に、当社から愛媛県および伊方町に通報連絡した事象は以下の1件です。本事象は、法律に基づく報告事象に該当するものではなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。
事    象 発生月日 発表月日 公表区分
伊方発電所3号機   発電機出力の変動について
 4月 27日 -
県の公表区分 A:即公表
  B:48時間以内に公表
  C:翌月10日に公表
  •   過去に発生した以下の通報連絡事象について、その後の調査結果を踏まえた原因と対策をとりまとめ、愛媛県および伊方町に報告書を提出いたしました。
事    象 発生月日 発表月日 公表区分
1.伊方発電所3号機   主蒸気ダンプ弁制御回路の不具合について
 1月27日  2月10日 C
2.伊方発電所3号機   廃棄物処理建屋排気ファンの不具合について
 2月 8日  3月10日 C

(別紙1)伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成23年4月分)

伊方発電所3号機  発電機出力の変動について

(別紙2)伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要

  1. 伊方発電所3号機  主蒸気ダンプ弁制御回路の不具合について
  2. 伊方発電所3号機  廃棄物処理建屋排気ファンの不具合について
以上

別紙1

伊方発電所における通報連絡事象の概要(平成23年4月分)

伊方発電所3号機  発電機出力の変動について

  4月27日14時18分頃、送電系統への落雷に伴う系統ショックにより、伊方発電所3号機の発電機出力に有意な変動が発生しました。
  発電機出力の変動は瞬時に収束し、プラントの運転に影響はありませんでした。

落雷場所

発電機出力の変動幅

四国中央西幹線

伊方発電所
[伊方町]

川内変電所
[東温市]

3号機
785MW   〜   915MW   〜   935MW
(−14.6%)    (変動前後)     (+2.2%)




別紙2

伊方発電所における通報連絡事象の報告書概要

1.伊方発電所3号機  主蒸気ダンプ弁制御回路の不具合について

○事象

  1月27日11時02分、通常運転中の伊方発電所3号機において、保修員が主蒸気ダンプ弁の制御データ採取中に制御回路を常用のA系から待機側のB系に切り替えたところ、当該制御回路に異常を示す信号が発信しました。その後、15時40分頃、保修員が主蒸気ダンプ弁の制御回路のカードが故障していることを確認しました。
  点検の結果、当該制御回路の制御出力カードについて、入力信号を適切な出力信号に変換しない不具合があることを確認したことから、当該カードを取り替えて、制御信号が正常に戻っていることを確認し、1月31日10時05分、通常状態に復旧しました。

○原因

  調査の結果、当該制御出力カードに不具合の再現性がなく、これまでのメーカの実績などから当該制御出力ードに使用している入力回路のIC(集積回路)が一過性の特性不良となった可能性が高いことを確認し、これにより入力回路の一過性の不具合が生じ、異常を示す信号が発信したものと推定しました。

○対策

  • 当該制御出力カードを予備品に取り替えて、健全性を確認して復旧しました。
  • これまでと同様に、毎定期検査時に制御出力カードの特性試験等を行い、健全性を確認するとともに、予備のカードを常備します。

伊方発電所3号機 主蒸気ダンプ弁制御回路概略図

PDFマーク(印刷用) 伊方発電所3号機  主蒸気ダンプ弁制御回路概略図  (PDF-10KB)

2.伊方発電所3号機  廃棄物処理建屋排気ファンの不具合について

○事象

  2月8日10時38分、通常運転中の伊方発電所3号機において、廃棄物処理建屋の換気空調設備の点検に伴い、排気ファン3Bの停止操作を行ったところ、当該ファンの電源異常を示す信号が発信しました。
  点検の結果、当該ファンの遮断器(管理区域外)に設置している遮断器を開放するためのコイル(トリップコイル)および、遮断器の制御回路に発生する高電圧ノイズによる影響を防止する部品(サージキラー)に変色を確認したことから、不具合のあった遮断器とサージキラーを新品に取り替えました。また、2月10日に排気ファン3Aの停止操作を行ったところ、11時23分、排気ファン3Bと同様に電源の異常を示す信号が発信し、サージキラーに変色を確認しました。
  このため、排気ファン3Aおよび、念のために、排気ファン3Cについても、サージキラーを新品に取り替えて、当該排気ファンが正常に運転することを確認し、2月14日11時05分、通常状態に復旧しました。

○原因

  調査の結果、当該排気ファンを停止する際の遮断器開放によって、制御回路のサージキラーに高圧の逆起電力(回路の電流が変化する際に、通常とは逆方向に瞬間的に発生する高電圧)が長期間にわたり繰り返し印加されたことで、サージキラーが損傷・短絡するとともに、サージキラーの損傷により遮断器に連続して電圧が印加された結果、排気ファン3Bのトリップコイルが損傷したものと推定しました。
  なお、排気ファン3Aの遮断器については、電源の異常を示す信号発信後に直ちに制御電源を「切」としたことから、遮断器の損傷に至らなかったものと推定しました。

○対策

  • 事象発生後に、変色を確認した遮断器を含めてサージキラーを新品に取り替えていましたが、恒久的な対策として、当該排気ファン3A〜3Cの制御回路を従来よりも逆起電力の電圧を低減できる回路に変更しました。なお、1、2号機を含むその他の遮断器について、同様の制御回路を有していないことを確認しました。

伊方発電所3号機 廃棄物処理建屋排気系統概略図

PDFマーク(印刷用) 伊方発電所3号機  廃棄物処理建屋排気系統概略図  (PDF-12KB)

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