当社は、本年4月7日に発生した宮城県沖の地震により、東北電力管内において、広域にわたる停電が発生したことを踏まえた国の指示※に基づき、基幹系統を構成する送電線等と接続する変電所、発電所および変換所の保護装置の点検を行い、その結果をまとめた報告書を原子力安全・保安院へ提出しました。
当社は、引き続き、広域にわたる停電が発生することのないよう、電力系統の安定運用に万全を期して参ります。
※国の指示
「変電所等における送電線の保護装置に係る点検等について(指示)」(平成23年5月17日付)
(添付資料)国の指示内容および当社の点検結果について
報告書「変電所等における送電線の保護装置に係る点検等について(報告)」(PDF-22KB)
以上
国の指示内容および当社の点検結果について
1.国の指示内容(概要)
本年4月7日に発生した東北電力管内の広域にわたる停電は、送電線の保護装置の事故電流を遮断する機能が失われていたにもかかわらず、その状況を示す表示が機能していなかったため、遮断機能が失われている状況を感知できず、同機能を復旧できなかったことに起因していたことを踏まえ、一般電気事業者等に対し、同様の原因により広域にわたる停電が発生することを未然に防止するための措置を講じるよう求めたもの。
2.当社の点検結果
当社が送電線等に設置している主な保護装置は、装置の状況を示す表示を、遮断機能を失わせる回路と同一の回路で構成していることなどから、当社の保護装置においては、その状況を示す表示が機能しない可能性はありません。
◇ 保護装置に係る点検等の概要
調査対象設備数※ |
保護装置において、表示が機能しない状態が |
|
可能性無し |
可能性有り |
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215 |
215 |
0 |
※当社の基幹系統(50万V,18万V)および伊方発電所に接続する送電線等を対象とした設備数
(参考)保護装置表示状況のイメージ図
当社 |
遮断機能喪失を感知できない例 |