平成23年度の業績予想については、本年4月、売上高は上期・年度ともに公表しましたが、原子力の稼働状況をはじめ事業環境が不透明な状況にあったことから、利益は未定としておりました。
こうした中で、上期については、需給など前提諸元をほぼ確定できるようになったため、下記のとおり業績予想を修正いたします。
年度の業績予想については、事業環境が依然として不透明なことから、4月公表の売上高5,950億円を据え置くとともに、利益は未定といたします。
記
○ 平成23年度上期 連結業績予想数値 (平成23年4月1日~平成23年9月30日)
以上
<前年同期比較>
1.電力需要
電灯電力需要は、昨年の猛暑による需要増の反動に加え、東日本大震災を契機とした節電の影響などから、前年同期に比べ3.2%減の142億kWhとなりますが、応援融通の実施などにより融通送電量が増加することから、総販売電力量は、前年同期並みの173億kWhとなる見通しです。
2.業績
売上高は、需要の減による電灯電力収入の減少はあるものの、燃料価格の上昇に伴う燃料費調整額の増や、融通収入の増などにより、前年同期に比べ70億円増収の2,980億円となる見通しです。
一方、費用は、坂出発電所LNGプロジェクト関連の減価償却費が減少するものの、火力発受電量の増により需給関連費が増加することから、経常利益は、85億円減益の240億円となる見通しです。
なお、前年同期に原子力発電施設解体費の過年度発電分88億円を特別損失として計上したことの反動などから、四半期純利益は、約10億円増益の150億円となる見通しです。